悲しい事件二題

世の中ってーのは、どうしてこうも悲劇的なことばかりが起こるのだろうか。
うーん…。

５階火事、４階住民が２歳女児落とす…キャッチ失敗重体 - 読売新聞 - Yahoo!ニュース

５日午前３時半ごろ、岐阜県各務原市尾崎西町の県営尾崎団地Ｂ―６棟（鉄筋５階建て）５０６号室、トラック運転手田原陽子さん（３５）方から出火、同室約６５平方メートルを全焼した。

　この火事で、田原さん方の斜め下の４０５号室、介護士延安（のべやす）重佳さん（２７）の妻（２６）が長女芽花（めいか）ちゃん（２）を救助するためにベランダから投げ下ろしたところ、約１０メートル下にいた付近の住民がキャッチしようとしたが、受け止めることができずにアスファルトに落ちた。

　芽花ちゃんは頭を強く打ち、病院に運ばれたが重体。

　県警各務原署の調べによると、出火当時、田原さんは仕事に出かけ、長男（１４）と長女（１１）が寝ていた。長男の話では、息苦しさに目が覚めると、電気ストーブから火が出ていたという。２人は逃げ出して無事。同署で詳しい出火原因を調べている。また、延安さんと妻、長男（５）も逃げて無事だった。

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そういえば先月だったか、大阪で火事になったアパートの３階から我が子を投げて、下で見事にキャッチ、はずみで転倒しながらも、子供もキャッチした人も怪我がなくて済んだ…という話があったが、ここではそうはいかなかったか…。よほどこの時の事例が奇跡的だったということなのだろう。

っつーかなあ…。

ことは火事場の話だから、決して無茶だとか言うつもりはないけれど、４階からものを落とされて、下でしっかり受け止められる人は、果たしてどれくらいいるだろうか。ましてや落下エネルギーが加わった２歳児の身体。１０階建てのビルからものを落としたら、１０円玉でも凶器になるくらいだから、４階とはいえエネルギーが加わった２歳児を受け止めた時の衝撃は、ちょっと想像が出来ない。物理の計算が出来ればいいのだろうけれど、そこまでアカデミックなブログじゃねえしなあ…＿|￣|○
こりゃ下でなんとか受け止めようとした人は、自責の念にかられるだろう。
投げ降ろした方も受け止めた側も、どちらとも決死の覚悟だっただけに、両者とも責めるわけにもいかないし…。

もう一つ、昨日朝の惨劇。
この惨劇で間接的に被害を被った方も、けっこういらっしゃるのではないだろうか。

＜男性飛び込み＞ＪＲ京浜東北線上野駅　１１万人に影響 - 毎日新聞 - Yahoo!ニュース

５日午前８時１５分ごろ、東京都台東区上野７のＪＲ上野駅で、京浜東北線大船発大宮行き北行普通電車（１０両編成）に男性がはねられ、全身打撲で間もなく死亡した。

　警視庁上野署の調べでは、男性は神奈川県小田原市の無職（７１）。約１カ月前から頭痛を訴え、一緒にいた妻に「もうダメだ」と言って飛び込んだという。

　ＪＲ東日本によると、同線南・北行計８本が運休や区間運休し、山手線も含めた計３２本が最大４６分遅れ、約１１万人に影響が出た。【工藤哲】

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こりゃ残された奥さんはどうするんだろ…。
目の前で死なれたわけだからなあ…。

この事故の影響で、例によって例のごとく、京浜東北線の振替輸送を受諾した京急の遅れの影響で、京成も多少のダイヤ乱れが発生。９時台に佐倉方面へ下る京急車の快速は、今日は普段は高砂以東の京成線には入らない新１０００形でした（２日のダイヤ修正で列車番号が変わったから列番はワカンネ）。

それはともかく。
頭痛が死ぬほど辛いのはよく分かるのだけれど…。
死ぬほどつらく苦しい戦いだったのだろうけれど、こういった形で死なれては、正直我々も同情の余地はなくなってしまう。
残された奥さんのことを思うと、あまりにも…。