小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

打球の行方には、十分すぎるほどご注意下さい

2010-06-19 22:40:36 | プロ野球電波通信
このニュースを見て、ハタと思い当たったシーンが、一瞬で脳裏に蘇りました。

東京新聞:日ハム相手に女性が提訴 練習中の打球で失明の賠償求め
 鎌ケ谷市の野球場で二〇〇七年三月、プロ野球・北海道日本ハムファイターズが主催するオープン戦の練習中に打球が右目に当たり失明したとして、外野席にいた四十代女性が球団を相手に、損害賠償など約六千五百万円を求めた訴訟の第一回口頭弁論が十八日、千葉地裁(白石史子裁判長)であった。

 訴状によると、女性は球団に損害賠償を求めたが、球団は賠償責任はなく治療費や交通費のみ支払うと回答。球団は打球が当たることを回避すべき義務を怠ったとして、注意義務違反があったなどと訴えている。

 球団は弁論で答弁書を提出したが、内容については「司法手続きが継続中につき、コメントは控える」と明かさなかった。

 事故があった野球場は日ハムの二軍本拠地で、一軍の試合前の練習中に打球が直撃したという。


これって…。
対マリーンズ戦のオープン戦で、ライト側外野席にいらしたマリーンズファンじゃ…。

というのは、おいらもその日、鎌ヶ谷球場のライト側最前列の芝生席で観戦していて、この裁判の事例と思われる事故を実際に目撃していたからだ。
参考過去ログはこちら。

2007年3月3日付「野球も競馬のシーズン到来ですね」

ここで、実際に試合前の打撃練習中のホームランボールが直撃し、顔の辺りが血で染まって担架で運ばれていくお客さんの記述がしてあります。

ところで、ライトスタンドのおいらのいた近くで、マリーンズの打撃練習中に、HRボールが女性客の顔面に直撃、担架で運ばれるという事案が発生。グラウンドで練習中の選手や球団職員も集まるなど、一時騒然となった。
なにせこのところシーズンがお休みだったということもあるし、一軍の球場に比べて警備員が不足で、やかましいほど笛を吹いてくれる係員もいなかった…ということが重なっての悲劇で、負傷した女性客はお気の毒と言うほか無い。スタンドが狭かったということもあるし、打撃練習中はやはり打球からは目を離さないようにしたいものである、と自戒を込めて書いておこう。気を抜いた瞬間に、打球は飛んでくる。


う~ん…。
確かにあの時、ライト側スタンドはまだ客が入っている段階で、おそらくは警備の人出が客の入場列整理に取られていたかで、ボールがスタンドに飛んで来ても笛が普段に比べてあまり聞こえなかったのは、確かな記憶としてあるのだけれど…。
それに、鎌ヶ谷でのオープン戦はなかなか行われないというのもあっただろうし、まして、この年の関東地方のマリーンズ戦としては初めてのオープン戦開催で、いつもに比べて我々お客さんの打球への反応も、いつもに比べると鈍かった…というのもあるのだが…。
ただ、それをもってして、警備体勢の不足を立証して論点とできるか…となると、正直微妙なような気もするしねえ…。

これはもう、当事者の女性の方には大変お気の毒だし、申し訳ないのだけれど、「打球の行方には十分すぎるほど気をつけよう」と申し上げるしかない。
というのは、鎌ヶ谷球場のようにフェンスが低く、ライナー性の打球が平気で飛んでくる球場は、何も鎌ヶ谷だけではなく、他の球場でもある訳で、もっといえば、昨今各球場に設けられて人気があるフィールドシートの類は、打球を防いでくれるネットなど存在していないから、慣れないうちだととても優雅に飲食を楽しめるような環境下ではない。内野席前方に座っていたって、ライナー性のファウルが飛んでくることはしばしばで、球速が速いライナー性のボールが飛んできたら、正直どうにも対応ができないのは間違いないだろう。高校や大学で硬式野球の経験があるならともかく、おいらみたいに全くの未経験のお客や女性客なら、なおのこと恐怖を感じることすらあると思う。
おいらも何度か経験があるけれど、真っ正面に飛んでくる打球ほど怖いモノはない。
仮に当たっても、「○○のボールをどてっ腹に食らっちゃったよ、はっはっは~」なんて笑い話にできればいいけれど、そうでなければ、こうした悲しい出来事にもなってしまう訳で…。

それに、スタンドで打球が飛んできたのを追いかけてケガをするという事例は、打球が当たるだけでなく、打球を追ってスタンドの段差に足を取られ、転倒して血だるまになることもあるしねえ…。
実際、5~6年くらい前の千葉マリンのライトスタンドで、打撃練習中のホームランボールを取ろうとして、周囲に誰もいなかったこともあって、イス席に足を取られてもんどり打って転倒し、顔面をイス席にしたたかに打ち付けて血染めで運ばれるお客さんというのも見たことがあるから、余計に気をつけたいと思うところ。
こればっかりは、誰かが助けてくれる訳ではなく、自分でよけなければいけないことだから…。
今でも打撃練習中に、係員の笛が間近で鳴ったら、やっぱりどこにボールがあるのか、打球を見つけられるまで冷や冷やするしねえ。

楽しい野球観戦を満喫するためにも、打球の行方には、これまで以上に、より一層、打球の行方には注意を払いたいものですな。


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2 コメント

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Unknown (とし)
2010-06-19 23:12:13
初めてコメントします。
マリンじゃ考えられないけれども
球場によっては、バットも飛んできますからね。スカイマークでの出来事。私は隣にいました。
ライナー性の打球は本当に怖いですね。
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いらっしゃいませ (小馬太郎兵衛)
2010-06-20 01:44:45
>とし様
コメントありがとうございます。

マリンの外野席ですと、ライナーで飛んでくることはあまりありませんが、内野席だとうっかりしていると強烈なのが飛んで来ますからねえ…。
スカイマークはお隣にいらしたのですか…。
ボールはともかく、バットはビックリするでしょうね。ある意味ボールより怖いですよね…。
ナゴヤドームでもバットがスタンドインしたことがありましたよね、近鉄主催のゲームでしたか、あれは。

ライナーは本当に怖いです。
こればっかりは「お気を付け下さい」というより他ありませんね…。
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