以前から「朝日新聞にはビシッと一本筋の通った鉄道専門記者がいるのだろう」という見立てをしていたのだが、どうもそれは間違いではなかったようだ。
しかも、こいつは相当な筋金入りですぜ。
asahi.com:消えゆく都バスの「方向幕」、自由に回そう - コミミ口コミ
とにかく、この記事は是非ともご一読願いたい。
この文章一つにしても、日頃から鉄道はおろか、バスにも接していない限り、ここまでマニア心をくすぐるというか、ツボを突きまくるような記事はそうそうに書けない。ましてや付け焼き刃的に勉強して書きました…と言えるような代物では全くない。
なにより圧巻なのが、記事中にもリンクされている、実際に方向幕を動かした時の写真集。
asahi.com:フォトギャラリー 消えゆく都バスの「方向幕」を自由に操作しよう - コミミ口コミ
これは凄い。
天下の朝日新聞の記者様が、都バスの方向幕の価値をとうとうと語っていらっしゃいます。
こんなバカなことがあっていいものだろうか。
いや、いい。
天下の朝日新聞の記者様が、その職権を乱用し、自らの趣味を存分に活かし、方向幕を操作してみたり、「この系統のこの行き先は一日○本しかないからとてもレアです」なんてとうとうと解説する記事をお見舞いされる日が来ようとは(笑)。
日頃我々は、いろんな意味で朝日新聞にはお見舞いされまくっているから、こうした記事をお見舞いされるのは、もちろん大歓迎なわけで(笑)。
記事中にもあるとおり、バスのいわゆる「方向幕」というのは、鉄道の方向幕よりも遙かに速いスピードで、LED式に取って替わられようとしている。
昨年末には、日本最大級のバス会社、西鉄バスの福岡市内を担当する路線バスについても、順次方向幕のLED化がアナウンスされたばかりで、首都圏近郊を見ても、方向幕を装備して残っているバスというのは少数派になりつつある状況である。
なにせ地元八千代を走る、東洋バスの子会社、千葉シーサイドバスにしたって、この有り様です。
↑使用前
↑使用後。
千葉市を走る小湊鐵道バスだって、こうです。
こ
み
な
と
方向幕がLED化されるのは時代の趨勢で、方向幕の場合は、新たに行き先や経由地が出来たり、路線を新設したりすると、そのたびに幕に手入れをしなければならない。ステッカーで対応できるうちはまだいいが、車両ごと車庫を転属する…ということになると、そのたびに方向幕を丸ごと取り替えなければならない。
これがLEDだと、いろんな情報をインプットするだけなので小回りが利くし、いろんな情報を即座にインプットできるから、
こうしたイベント時の対応だって簡単にできるのが利点。
ただ、方向幕は時代の趨勢に飲み込まれるかといえばそうでもなく、方向幕には独自の利点がある。
その最大の特長は、印刷物であるが故、各種多用な色を表現できること。
つまり、系統番号や行き先、経由地によっていろんな色を自由に組み合わせられるし、光り物のLEDに比べても格段に視認性に優れ、遠くからでも判別しやすいのは、たとえフルカラーLEDが搭載されようと、この利点が覆されることはない。
バス事業者ではないけれど、方向幕をフルカラーでもなく、無理矢理三色LEDに替えて悪評紛々なのが、他ならぬ地元京成電鉄。
だいたい、2002年の種別整理時に、方向幕で種別毎に色分けして七色に使い分けようとしてきたというのに、6つの色で分けていた種別を無理矢理三色LEDで表現するってーのはどーゆーことかと。それも京急が搭載を始めたフルカラーLEDならいざ知らず、今更三色だもんなあ…。
だってねえ…。
こいつと、
こいつ。
はたしてどちらが見やすいか…ってことですよ。
写真の粗さは抜きにしてさorz。
それに、これは子供から大人まで、ある程度は一致したところだとは思うのだけれど、方向幕を操作すると、LEDだと一瞬で替わるけれど、方向幕は替わるまでに巻き取りの時間があるから、変わりゆく行き先を愛でる…ということは、子供の時代を経験したことのある方なら、一度は見入ってしまった体験があるはずだ。
その中に、普段は滅多にお目にかかれない行き先などが含まれていると、思わず「おおっ!」と身を乗り出した体験が、誰しも一度はあるはずである。いんや、無いとは言わせない(笑)。
おいらはあいにくと方向幕をいじくった経験はないが、小学生の頃、福岡の久留米に住んでいた時代に、近所のバスの折り返し場(津福今町…と言って通じる人なんていないよね)でバスを見ていたら、運転手に手招きされて、運転席に座らせて貰って、ドアの開閉などをさせてくれたことがあったっけ。あの頃の西鉄バス、ましてや地方都市の久留米は、皆福岡市内で使い古された西工のカマボコばかり。今思えば、めちゃくちゃいい体験だったんだよなあ…。
本題の都バスの方向幕も、新車が毎年のように導入されるに連れ、だんだんと方向幕搭載車も数を減らしてきているが、地区によってはまだまだ見られる…というところもあるようだ。秋26系統(秋葉原駅東口-葛西駅前)などを担当する臨海営業所などは、まだ結構な数が残っている様子。
それとて世代交代は静かに進みつつあるので、記録はお早めに…といったところか。
ところで、朝日新聞で紹介のあった、方向幕をいじれるという都バスのイベント、記事をよく見たら…。
昨 日 で 終 わ っ て ん じ ゃ ね え か 。
つまりはマニアに殺到されては困るから、マニアよけのために平日でとっとと終わらせたってか。やるなちくしょう…_| ̄|○
しかも、こいつは相当な筋金入りですぜ。
asahi.com:消えゆく都バスの「方向幕」、自由に回そう - コミミ口コミ
とにかく、この記事は是非ともご一読願いたい。
この文章一つにしても、日頃から鉄道はおろか、バスにも接していない限り、ここまでマニア心をくすぐるというか、ツボを突きまくるような記事はそうそうに書けない。ましてや付け焼き刃的に勉強して書きました…と言えるような代物では全くない。
なにより圧巻なのが、記事中にもリンクされている、実際に方向幕を動かした時の写真集。
asahi.com:フォトギャラリー 消えゆく都バスの「方向幕」を自由に操作しよう - コミミ口コミ
これは凄い。
天下の朝日新聞の記者様が、都バスの方向幕の価値をとうとうと語っていらっしゃいます。
こんなバカなことがあっていいものだろうか。
いや、いい。
天下の朝日新聞の記者様が、その職権を乱用し、自らの趣味を存分に活かし、方向幕を操作してみたり、「この系統のこの行き先は一日○本しかないからとてもレアです」なんてとうとうと解説する記事をお見舞いされる日が来ようとは(笑)。
日頃我々は、いろんな意味で朝日新聞にはお見舞いされまくっているから、こうした記事をお見舞いされるのは、もちろん大歓迎なわけで(笑)。
記事中にもあるとおり、バスのいわゆる「方向幕」というのは、鉄道の方向幕よりも遙かに速いスピードで、LED式に取って替わられようとしている。
昨年末には、日本最大級のバス会社、西鉄バスの福岡市内を担当する路線バスについても、順次方向幕のLED化がアナウンスされたばかりで、首都圏近郊を見ても、方向幕を装備して残っているバスというのは少数派になりつつある状況である。
なにせ地元八千代を走る、東洋バスの子会社、千葉シーサイドバスにしたって、この有り様です。
↑使用前
↑使用後。
千葉市を走る小湊鐵道バスだって、こうです。
こ
み
な
と
方向幕がLED化されるのは時代の趨勢で、方向幕の場合は、新たに行き先や経由地が出来たり、路線を新設したりすると、そのたびに幕に手入れをしなければならない。ステッカーで対応できるうちはまだいいが、車両ごと車庫を転属する…ということになると、そのたびに方向幕を丸ごと取り替えなければならない。
これがLEDだと、いろんな情報をインプットするだけなので小回りが利くし、いろんな情報を即座にインプットできるから、
こうしたイベント時の対応だって簡単にできるのが利点。
ただ、方向幕は時代の趨勢に飲み込まれるかといえばそうでもなく、方向幕には独自の利点がある。
その最大の特長は、印刷物であるが故、各種多用な色を表現できること。
つまり、系統番号や行き先、経由地によっていろんな色を自由に組み合わせられるし、光り物のLEDに比べても格段に視認性に優れ、遠くからでも判別しやすいのは、たとえフルカラーLEDが搭載されようと、この利点が覆されることはない。
バス事業者ではないけれど、方向幕をフルカラーでもなく、無理矢理三色LEDに替えて悪評紛々なのが、他ならぬ地元京成電鉄。
だいたい、2002年の種別整理時に、方向幕で種別毎に色分けして七色に使い分けようとしてきたというのに、6つの色で分けていた種別を無理矢理三色LEDで表現するってーのはどーゆーことかと。それも京急が搭載を始めたフルカラーLEDならいざ知らず、今更三色だもんなあ…。
だってねえ…。
こいつと、
こいつ。
はたしてどちらが見やすいか…ってことですよ。
写真の粗さは抜きにしてさorz。
それに、これは子供から大人まで、ある程度は一致したところだとは思うのだけれど、方向幕を操作すると、LEDだと一瞬で替わるけれど、方向幕は替わるまでに巻き取りの時間があるから、変わりゆく行き先を愛でる…ということは、子供の時代を経験したことのある方なら、一度は見入ってしまった体験があるはずだ。
その中に、普段は滅多にお目にかかれない行き先などが含まれていると、思わず「おおっ!」と身を乗り出した体験が、誰しも一度はあるはずである。いんや、無いとは言わせない(笑)。
おいらはあいにくと方向幕をいじくった経験はないが、小学生の頃、福岡の久留米に住んでいた時代に、近所のバスの折り返し場(津福今町…と言って通じる人なんていないよね)でバスを見ていたら、運転手に手招きされて、運転席に座らせて貰って、ドアの開閉などをさせてくれたことがあったっけ。あの頃の西鉄バス、ましてや地方都市の久留米は、皆福岡市内で使い古された西工のカマボコばかり。今思えば、めちゃくちゃいい体験だったんだよなあ…。
本題の都バスの方向幕も、新車が毎年のように導入されるに連れ、だんだんと方向幕搭載車も数を減らしてきているが、地区によってはまだまだ見られる…というところもあるようだ。秋26系統(秋葉原駅東口-葛西駅前)などを担当する臨海営業所などは、まだ結構な数が残っている様子。
それとて世代交代は静かに進みつつあるので、記録はお早めに…といったところか。
ところで、朝日新聞で紹介のあった、方向幕をいじれるという都バスのイベント、記事をよく見たら…。
昨 日 で 終 わ っ て ん じ ゃ ね え か 。
つまりはマニアに殺到されては困るから、マニアよけのために平日でとっとと終わらせたってか。やるなちくしょう…_| ̄|○
また川崎市営バス・横浜市営バスからの移管路線もある為、「共通回数・定期券取扱車」という表記を消すのに大変な苦労があります。
都内からの移籍車両も多く、その後函館バスに移籍した車両(青葉台の3ドア車・目黒のシャトルバスなど)もあります。
系統表示で東京エリア(高津を含む)は楕円形、神奈川エリア(高津を除く)は角型になります。
また川崎市営バス&臨港バスだと、川崎駅~競輪場行き・川崎駅~競馬場行きの幕もあります。
そういえば夏にすすき野に出かけた時も、幕式はありませんでしたね。
都内は確かまだ残っていたような…。
LEDにすると、毎月28日の目黒不動尊の「徒歩連絡」は、どう表示するんでしょう…?