この前、テレビを見ていたら、抑肝散(よくかんさん)という漢方薬について、取り上げていました。
認知症になると、様々な症状が出現し、何の症状が出現するかは、人によって異なるのですが、その中の一つに、怒りっぽくなるという症状があります。
現場の医療スタッフが、ある患者さんの怒りっぽさの対処に苦労していたのですが、試しに、抑肝散を処方してみたら、その症状が劇的に改善したという内容です。
確かに、抑肝散には、神経の高ぶりを抑える効果があります。認知症の他にも、子供の神経症などにも適応となっているようです。
「抑肝散」
漢方薬というと、副作用も少ないイメージがあるので、服用に抵抗の少ない方が多いのではないでしょうか?実際、自分も葛根湯という漢方薬を、風邪の引き始めに服用しています。医師による処方がなくても通販や薬局で購入できるのも魅力です。
一方、抑肝散に関して、注意喚起している医師の方がいます。
「抑肝散での死亡事例を考える」
(六号通り診療所所長のブログ)
>以前、慢性肝炎に対して「小柴胡湯」という漢方薬が、
>効果のあることが一時期話題になり、
>医療系の雑誌などで盛んに宣伝されたので、
>あまり漢方に詳しくない医者も、
>その薬をじゃんじゃん使用し、
>それが間質性肺炎という重篤な副作用を引き起こして、
>問題となったことがありました。
>
>今、同様の使い方をされている漢方薬が、
>この「抑肝散」です。
覚えている方もいるかもしれませんが、小柴胡湯(しょうさいことう)による間質性肺炎の副作用が、一時期マスコミに何回も取り上げられました。
抑肝散を使って死亡された方は、たくさんの西洋の薬と一緒に服用されていたことから、上記のブログでは、多数の西洋薬と漢方薬との併用に関して、注意喚起をされています。
特に、認知症の方は、高齢者が多いでしょうから、漢方薬を服用するときは、他の薬が過剰に処方されていないか注意する必要があるでしょう。
怖い話になってしまいましたが、基本的に漢方薬は安全性が高く、副作用は少ないと言われており、実際にそれは事実だと思います。
ちなみに、これはあまり知られていないように思いますが、帯状疱疹後の痛みのような、痛みを取り除いてくれる漢方薬もあります。もし、慢性的な痛みに苦しんでいる方がいましたら、漢方の専門外来で相談されるのも手かもしれません。
認知症になると、様々な症状が出現し、何の症状が出現するかは、人によって異なるのですが、その中の一つに、怒りっぽくなるという症状があります。
現場の医療スタッフが、ある患者さんの怒りっぽさの対処に苦労していたのですが、試しに、抑肝散を処方してみたら、その症状が劇的に改善したという内容です。
確かに、抑肝散には、神経の高ぶりを抑える効果があります。認知症の他にも、子供の神経症などにも適応となっているようです。
「抑肝散」
漢方薬というと、副作用も少ないイメージがあるので、服用に抵抗の少ない方が多いのではないでしょうか?実際、自分も葛根湯という漢方薬を、風邪の引き始めに服用しています。医師による処方がなくても通販や薬局で購入できるのも魅力です。
一方、抑肝散に関して、注意喚起している医師の方がいます。
「抑肝散での死亡事例を考える」
(六号通り診療所所長のブログ)
>以前、慢性肝炎に対して「小柴胡湯」という漢方薬が、
>効果のあることが一時期話題になり、
>医療系の雑誌などで盛んに宣伝されたので、
>あまり漢方に詳しくない医者も、
>その薬をじゃんじゃん使用し、
>それが間質性肺炎という重篤な副作用を引き起こして、
>問題となったことがありました。
>
>今、同様の使い方をされている漢方薬が、
>この「抑肝散」です。
覚えている方もいるかもしれませんが、小柴胡湯(しょうさいことう)による間質性肺炎の副作用が、一時期マスコミに何回も取り上げられました。
抑肝散を使って死亡された方は、たくさんの西洋の薬と一緒に服用されていたことから、上記のブログでは、多数の西洋薬と漢方薬との併用に関して、注意喚起をされています。
特に、認知症の方は、高齢者が多いでしょうから、漢方薬を服用するときは、他の薬が過剰に処方されていないか注意する必要があるでしょう。
怖い話になってしまいましたが、基本的に漢方薬は安全性が高く、副作用は少ないと言われており、実際にそれは事実だと思います。
ちなみに、これはあまり知られていないように思いますが、帯状疱疹後の痛みのような、痛みを取り除いてくれる漢方薬もあります。もし、慢性的な痛みに苦しんでいる方がいましたら、漢方の専門外来で相談されるのも手かもしれません。