八ヶ岳縦走
今年も ツクモグサに逢いに
早朝から夕方まで、1日中爽快な展望に恵まれた八ヶ岳縦走!
春夏秋冬、季節を問わずカモシカにとっては 相性のいい山である。
高嶺の花、ツクモグサ
なかなか、見ることの難しい花です。稜線で雪解けが進む頃、梅雨空に山行を躊躇する
そのタイミングで、パッ、パッと咲いてしまう産毛に包まれた可愛らしい花♪
蕾の時までは、毛むくじゃら状態のちょっと変わった花♪
北海道を除けば、本州では八ヶ岳でも赤岳~硫黄岳間の稜線に見られ、日ノ岳周辺を主に
西斜面に片寄って集中自生する。もう1つの自生地 は白馬岳とたった2箇所だけに
隔離分布となる日本固有種である。
雪の融けた稜線に、一番最初に咲く花です。 今季も逢えてよかった♪
それでは、毎度の美濃戸からの日帰りラウンド縦走コースです。
何回か同コースの山行記事もUPしたことがあるので、
今回の山行記録は、 写真も省略しようかと思いましたが・・・・・・・。
アルバム代わりに、写真満載でどうぞ!
柳沢南沢の清らかな流れと野鳥のさえずりに包まれて 先ずは行者小屋を目指す。
早くも ホテイランとご対面♪
絶滅危倶種・ホテイランの白生地を秘密にして保護するのはもう限界。
ならば逆に公開して保護の徹底を進めようという新しい活動が、数年前、八ヶ岳で始まった。
個体番号を振った調査札がホテイランの株ごとに立つ。
「明らかにする代わりに、大切にする意識を育て、ホテイランを地域の宝にしてほしい」との
願いからだ。 (皆が静かに荒らさずに観賞すれば、管理強化しなくてもと思うのだが・・・)
希少な高山植物や絶滅危倶種は、マスコミなどでも自生地が特定されないよう場所を
ぼかして紹介するのが一般的だった。
しかし,八ヶ岳南沢のホテイランは一般登山道のすぐ横に自生する。
花を見に立ち寄る登山者の踏みつけ被害に、心無い者の盗掘も重なり、
絶滅が心配されるまでに株が激減した。
希少価値の高い花である。逆転の発想で絶滅危惧種の保護が図られるとよいのだが。
朝日が眩しく輝く行者小屋
大キレットを挟んで 槍・穂高がくっきり見えている!
文三郎新道の登りからは、北アルプスがオールキャストで眺められるぞ!
行者小屋から見上げる赤岳
横岳から大同心、更に硫黄岳にかけての眺め
硫黄岳をアップで
行者小屋で展望を楽しみながら、休憩したら、
文三郎新道を一気登りだ!
北アルプス ずらりの眺め
槍穂高にズームイン!
素晴らしい展望に 立ち止まって何枚も写真を撮っている後続の登山者。
登山者が今見ている眺めは こちら。 ↓
中岳と阿弥陀岳
中岳にズームイン
反対側には、横岳。
大同心
文三郎尾根分岐を目指して 登る。
登りながら 振り返れば ↑ こんな眺めが終始 背中を押してくれる。
行者小屋が小さく見えている。
分岐の左には(切れているが)中岳・阿弥陀。右には ↑ こんな眺めが展開する!
阿弥陀の左には 中央アルプスが ずらりの眺めだ! 手前は 入笠山。
目指す赤岳と分岐からの尾根道。 その右手には ↓
南アルプスをバックに 三ッ頭~権現~ギボシ~編笠山の迫力ある眺め!
権現岳にズームイン! 北岳~甲斐駒~仙丈の眺めも秀逸だ!
北岳
甲斐駒、仙丈
爽快な展望の前で 記念撮影のカモシカ
阿弥陀・中岳を背にして、赤岳に迫る登山道を登っていく。
右手には、ずっとこの贅沢な眺めがあるので嬉しい。
キレット分岐からは、本格的な岩場となる。
やたらクサリが廻らせてあるが、イージーな登りです。
この眺め、結構お気に入りなもので。 何回も振り返り見ます。
竜頭峰分岐に出ると 主峰:赤岳まではすぐ其処だ。
その前に展望。 南アルプスの左には ↓
待ってました! 富士山です!
北岳にズームイン!
甲斐駒~仙丈にズームイン!
ほんのひと登りで、
八ヶ岳の主峰:赤岳 2,899mの山頂だ!
赤岳山頂で 憩う登山者たち。
天望荘とこれから進む縦走路を一望できる!
ちょっとひけば、蓼科山まで入るので 横岳・硫黄岳との位置関係もお分かりでしょう。
山頂付近は イワヒバリが賑やかに遊んでいました♪
天望荘に向けて 急傾斜を一気に下る。 振り返り見た赤岳山頂。
地蔵ノ頭に到着。 進行方向は、横岳への縦走路。
振り返れば、赤岳と天望荘の眺め。
さあ、先に進みましょう!
お地蔵様に挨拶したら、 横岳に向けての楽しい縦走路です♪
以下、8枚縦走路の様子を。。。。。。
さて、横岳の西端に位置する「日ノ岳」を中心に ツクモフェア満開でした!
八ヶ岳ツクモフェア! 這いつくばって写真を撮る皆さん、夢中です!
可愛いらしいツクモちゃんを愛でることができて 幸せ♪
心癒されたら、またまた岩稜歩きです!
厳冬期の雪の八ヶ岳縦走で一番緊張した部分なので、敢えて3枚↑ 覚えに。
縦走路を振り返る。
大権現のピークにて。 横岳:奥の院は目の前に!
三叉峰にて
進行方向には横岳~硫黄岳への縦走路
振り返れば、赤岳~中岳~阿弥陀 後方は、南アルプス。
横岳手前から、歩いてきた縦走路を振り返る。
横岳山頂にて
左奥には、富士山が見えています♪
以下、横岳山頂からの展望。
赤岳~中岳~阿弥陀 権現を挟んで、後方は南アルプス。
大同心のボリューム感ある岩峰
次に目指す硫黄岳と縦走路。 後方左奥には、蓼科山。
展望を楽しんだら、コースは横岳下りのやや難所から。。。
岩場のトラバース部分が見下ろせた。
やや嫌らしい凹部の下降部分。
横岳を下り、
大同心を左手に見れば、 硫黄岳山荘まではなだらかな稜線歩きとなる。
硫黄岳山王から硫黄岳に向けて、ケルンを目安に登り返していく。
硫黄岳山頂が見えてきた。
ひろ~~~~い、ひろ~~~~~~い 硫黄岳山頂である!
硫黄岳2,765m
爆裂火口
横岳~赤岳~中岳~阿弥陀方面の展望
蓼科山~天狗岳方面の展望
硫黄岳山頂にて
横岳~赤岳にズームイン!
広々とした展望を満喫したら、赤岳鉱泉目指して下りにかかりましょう。
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赤岩の頭から硫黄岳を振り返る
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赤岩の頭からの眺めが 稜線展望の見納めとなる部分です。
樹林帯に入る前に もう一度眺めて サヨナラしましょう。
赤岳~阿弥陀方面
硫黄岳に続く稜線と 横岳~赤岳
残雪に足をとられそうになる樹林帯の下り。
赤岳鉱泉から 歩いてきた稜線を仰ぎ見る。 大同心がひと際目立つ!
明るい北沢を下る。
せせらぎの流れが目にも涼やかで、その流れの音は聴覚的にも癒し効果抜群である♪
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新緑の緑が眩しい林道へ出る。
スタートのお馴染みの「八ヶ岳」の看板前に戻る。
美濃戸山荘の冷たい八ヶ岳の天然水で 渇いた喉を潤し 山行の〆となる。 (完)
過去記事アーカイブ
同じ日に反対方向で歩いていました。
私は展望小屋どまりでしたが・・・
残念ながらニアミスのようでした。
この日は天気が良かったですね。
4枚目の青い清流の流れの写真いいですね~
その日うちは丹沢は檜洞に行ってました。
どこかですれ違っていたわけですね。
丹沢は富士山は見えたものの、ガスになったりもしたんですが、八つはこんなにも快晴だったとは。
残念な気もするけど、ま、八つはいつでも行けるんで、今回は丹沢の方で良かったとします。
負け惜しみじゃないですよ。(笑)シロヤシオは見頃だったので。
ところで、千晴ちゃんの後継者登場ですか?お名前は。
稜線の途中ならお互いに気付くでしょうから、広い硫黄の山頂か、横岳でどちらかが展望堪能中か、硫黄岳山荘でWCとかのニアミスでしたね。
えいじさんもツクモ狙いだったんですね!
是非、是非!
登らずとも清流を眺めるだけでも癒されますし、楽しめますよ。北沢を赤岳鉱泉までのお散歩なんか如何?
>ま、八つはいつでも行けるんで
ハイジさんのお庭ですからね、いいな!
黒猫は、ピンチヒッターです。2代目;千晴のそっくりさん探してるんですが、、、今の所スカウトできず。
元国土地理院の地方の部長をした地図豆のやまちゃんに連絡して山仲間さそってやったらどうでしょうか。
高い山へ登って測量すること山登り好きな人にうってつけ。Ya!hoo~
地図豆のやまちゃんのブ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaempfer/
しかしながら、今は山を仕事場にはしたくないので 今はご遠慮いたします。
しかし、カモシカさんは、ほんといつもいい天気の山ですよね~
何年前でしたっけ? あの時は樅の湯で裸のバッタリでしたね 笑
>ほんといつもいい天気の山ですよね~
お陰様で。殊に、八ヶ岳は相性いいです。