カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

燃える紅葉、涸沢!①(屏風岩~涸沢へ続く紅葉)

2008-10-16 | 山行記録

 

 一期一会の

 燃える紅葉、涸沢!

 

 10日に休みを取った。11日の天気の崩れを見越してだ。

 ジャンダルムまで狙うプランも持っていたが、
 11日午前中の停滞により速報版のコースとなった。

 15日の涸沢ヒュッテのコメントによると
 1日から14日までの涸沢の紅葉が一番良かったのは、
 色づき序章の4日と真っ盛りの10日のこの2日だけだったようだ。

 場所柄、いつでもそれなりにいいのだが、

 太陽の当たり具合と青空により紅葉の輝きが違うことは、

 写真を撮る方なら経験済みだと思う。

 今回の山行中、色合いの変化を楽しみながら登り、

 涸沢カールに最も滞在時間が長かったのが

 この10日(金)であったのだ。

 今季の一番いい涸沢を当てた! 

 

 駄文の山行記を綴っても今回はあまり意味がないと判断。

 ブログをご覧の皆様も百聞は一見にで、

 視覚的に画像で紅葉の山を見たいという思いが強いだろうし、

 もともと写真活用の山行記録を旨とする拙ブログ。

 文字数制限でキリの悪いところで区切れたら、御免ということで・・・。

 

 

 それでは、横尾大橋を渡って本格的登山道に入るところから、

 秋色の変化をご一緒に楽しみながら 涸沢カールを目指しましょう。

 

 河童橋~徳沢~横尾間は、カツラの黄葉がピークでずっとザラメを焦がしたようなほのかな甘い香りの漂うお散歩道であった。

横尾から先は本格的な登山道が始まると同時に、青空に映えるカエデの紅葉から幕が開く。

 

圧倒されるボリュームの屏風岩を仰ぐ。

岩肌の紅葉と裾を彩る黄・紅葉が、この先の夢のような紅葉に大きな期待を抱かせる。

 

 屏風岩の右手に北穂が見える。(またもあのピークに立つことになる)

 続く登山道は秋色に溢れていた。

 

少し回り込んだところからの屏風岩。ついつい歩みが止まってしまう。

 

 休憩ポイントの本谷橋。

 北穂の眺めと黄・紅葉のグラデーション。

 

 本谷橋周辺のナナカマドが、早くもいい色合いだった。

 

 橋を渡る登山者。

 

 本谷橋からは約30分の急登だが、秋色の中を登るので快適だ。

 

 右手の斜面は黄葉主体。登山道は紅葉のほうが目立つトンネルを行く。

 程なく前穂が見え始める。

 

 歩きながら後方を振り返る。

 この辺りから、感嘆の声が数多く聞こえてくる。

 

 わかりますか、この降り注ぐ太陽光線の強さ!

 カモシカはこの晴れを待っていた!

 

 まだSガレ付近ですよ。涸沢カールの眺めではないですよ。

 

 このような紅葉のトンネルの中を登ります。

 

 前方の視界から前穂は消え、代って奥穂が青空に映えて見え始める。

 

 後方を振り返ると、黄・紅葉の裾を曳く屏風の耳と頭。

 

 アップで。屏風の耳からは槍の穂先まで見ることができる。

 

 夏なら雪渓の現れるポイント。沢音が聞こえてくる。

 

 北穂を隠す手前の斜面は、黄・紅葉のグラデーションに染まる。

 

 沢沿いの登りに入る。

 青空と奥穂、涸沢槍。そして燃える紅葉!

 一気にアルペンムードが高まる所。

 

 秋色に包まれた涸沢槍をアップで捉える。

 

 屏風の耳の見え方も微妙に変化する。

 

 秋色に溶け込みましょう。

 

 ナナカマドと屏風の耳。↑

 この付近から圧倒される豊富な燃えるナナカマドが出現する。↓

 

 

 

 

 目の前には、涸沢岳と涸沢槍。

 

 その左には奥穂も見える。

 

 右には、北穂が見える。

 アルペンムード満点の素晴らしい眺めだ!

 カールももちろん素晴らしいが、この辺お気に入りである。

 

 再び視線を正面に。

 

 ナナカマドの実を見上げてみる。

 

 青空とナナカマドの葉。

 

 北穂。

 

 奥穂。

 

 屏風の頭と耳。  何度も何度もいろいろな方向を見渡してしまう。

 

 後方を振り返る。遠くに見えているのは横通岳。

 ナナカマドの登山道を進む登山者。

 

 ナナカマドに囲まれて石畳を登ってくる後続の登山者。

 

 ナナカマドに囲まれた登山道から、登山者の目線で見上げた北穂。

 

 振り返れば、秋色に包まれた屏風の耳・頭。

 

 涸沢カールへの最後の登りに掛かる登山者。

 

 これ以上の眺めと秋色に包まれた登山道が他にあるでしょうか?

 

 進行方向涸沢カールに向かう眺め。

 

 同じポイントから後方を振り返る。

 

 ゴール近し。涸沢ヒュッテと涸沢小屋への分岐点。

 

 眩しいほどの輝きである!

 

 秋色に染まれ~~!

 

 カールへの最後の紅葉トンネル。

 

 足元には草紅葉が輝く!

 

 顔の横にはナナカマドの実が輝く!

 

 頭上には、ナナカマドの葉っぱが、輝く!

 

 ひょいと、涸沢ヒュッテの玄関に出る。

 テラスで寛ぐ人々の姿が見える。

 みんな背中だね。 あっちを眺めているんだね!

 

 絶景、絵巻物の紅葉涸沢カール!

 

 お楽しみは

   「 燃える紅葉、涸沢! ② へつづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (13)    この記事についてブログを書く
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13 コメント

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青と赤~ (やまとそば)
2008-10-16 22:27:55
いつも思う事ですが、真っ青な空ですね~
それに真っ赤な紅葉~。
綺麗です。
残念ながら、この連休・・・涸沢は見る事ができませんでした(笑)
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Unknown (Unknown)
2008-10-17 17:41:36
見事な紅葉の景色、本当に最高の日に登ったんですね。ただでさえ、涸沢の光景は素晴らしいのに、それにプラスして、これだけ素晴らしい紅葉を味わえるなんて、最高ですね。私もゲットするときがあるかな。とにかく、おめでとうございます。
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Unknown (つばさ)
2008-10-17 17:42:34
↑また、名前を忘れました。
返信する
わお^^ (シャイン)
2008-10-18 09:09:12
素晴らしく燃えてますね♪
この辺りの眺めはやはり印象深かったです。
お天気に恵まれて本当に良かった・・
ギャラリーもさぞや山の様でしたでしょねぇ。。
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すごい! (カルネ)
2008-10-18 09:21:55
平日に休みを取った甲斐がありましたね!
短い紅葉シーズンでも、こんな青空の中で楽しむ景色は
滅多にないチャンス!

いいなぁ~いいなぁ~!
ピークの涸沢紅葉を青空で~ 
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ほんとうだ(^ω^) (じもらー)
2008-10-20 01:02:15
ぼくと、同じ場所で撮った写真あります♪
涸沢は、あまりに有名でありきたりだけど
行ってみて、紅葉を見てみて、この空気と
光と何と言ってよいか、現実に感じてみた景色は
素晴らしいですよね(^ω^)

本当に、良い日に行きましたね!
相変わらずの、青空もよい感じです。
返信する
やまとそばさん (カモシカ)
2008-10-20 18:08:18
記事UPと同時の速攻コメント、ありがとうございました。
1年に1回の絵巻物の涸沢です。
青空でこそ映える紅葉ですから。
涸沢は、水晶からでは望遠鏡でも見えませんね。
水晶、また行きたいなぁ。
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つばささん (カモシカ)
2008-10-20 18:10:41
10日が、今季の涸沢のフィナーレでしたね。
11日の雨で一気に終局へ、でした。
花の旬を当てるのも大変ですが、紅葉の旬は、まさに一瞬、ラッキーでした。
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シャインさん (カモシカ)
2008-10-20 18:15:00
涸沢紅葉、燃えましたぁ~!
夏山3,000m級と共に涸沢は素晴らしいところです。
今秋、私に先行して訪れたシャインさん、涸沢ファンになったことでしょう!
>ギャラリーもさぞや山の様でしたでしょねぇ。。
ヒュッテも小屋もテン場も1年で最も混む涸沢の紅葉ピーク時です。それだけ素晴らしいと言うことでしょうね。
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カルネさん (カモシカ)
2008-10-20 18:18:16
「千載一遇のチャンス」とは、まさにこの紅葉山行でした。
紅葉真っ盛りの1日と青空!確かに滅多にないチャンス、ラッキーでした。
でもね、年々色づきが悪くなる一方の近年の涸沢なんですよ。
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