紅葉ハイクin栂池
TOP写真は 紅葉の展望湿原から望む杓子岳&白馬大雪渓
2020/10/2 ピンポイントの快晴の1日を狙っての今季最初の紅葉ハイク♪
白馬三山、小蓮華山や不帰キレット、唐松岳、五竜、鹿島槍などの山岳展望と
多彩な彩りが混じり合う紅葉・黄葉を愛でながら、
まったりとした紅葉ハイクを楽しんだ。
千晴&紅葉の展望湿原から望む白馬三山
白馬岳
白馬鑓ヶ岳&杓子岳
紅葉の展望湿原から望む白馬三山
広がる青空と山肌をたなびき動いていく雲が、絶景を際立たせてくれた。
自然が織りなす一期一会の感動の瞬間に出会えてよかった!
杓子岳、迫力の崖壁です。
白馬大雪渓にズームイン!
白馬岳方面への夏山登山では、何度も何度も登った大雪渓である。
しかし、今季は通行止め=ベニガラが付けられたルートが
大きく口を開いたクレバスで寸断されていたり、雪がなくなりガラガラと荒れて
むき出しになった斜面から無数の落石まで確認できる。
白馬岳 たおやかなイメージの高山植物のお花畑のイメージが強いが、
信州側から見上げると急峻な岩肌の山岳である。
さて、紅葉ハイキングの雰囲気は以下のとおり。
掻い摘まんで写真にて。
全体的に7~8分の色づきで、この日はピークより若干早め。
久しぶりに自然の中で1日を過ごすことができ、気分は上々。
ただ、北アルプスで愛でる紅葉、特に燃えるようなナナカマドの赤を知っていると
色づきが悪い印象であった。 ぼけた赤やくすんだオレンジ色の方が目立つ。
色づく前に茶枯れているのもある。
この傾向⇒ここ数年色づきが年々悪くなっている印象がある。
今回は3日~5日で計画していた涸沢・穂高も天気が悪い見込みなのでキャンセルして
2日の晴天ピンポイントでこの地のハイクとしたわけだが、
その涸沢カールの紅葉も色づきがよくない。<一番いい時を知っているだけに>
茶枯れ、くすんだ赤やオレンジ色・・・。本来の鮮やかな赤や黄色ではなくなってきた。
温暖化、酸性雨、木そのものの老化などファクターはいくつか考えられる。
先日NHKラジオ「山カフェ」で高谷池ヒュッテからの生中継をやっていたが、
紅葉の具合はどうですかの問いかけに
小屋番曰く 「正直申し上げて、色づきがよくない」とのこと。
紅葉シーズン、自然の中を歩けばそれなりに楽しむことができ
綺麗はきれいなのですが、各地で本来の色づきではない傾向が強まっているようです。
みずばしょう湿原~わたすげ湿原周辺は、黄色と刺し色の赤が味わい深い。
黄色い黄葉はダケカンバ、赤い紅葉はナナカマドです。
草紅葉も一面の絨毯のようであり、秋色に包まれているような感覚を覚えます。
オオカメノキ
色づき具合という観点では満点ではないが、
多彩な彩りが混じり合う紅葉・黄葉を愛でながら、
まったりとした紅葉ハイクが楽しめた♪
おまけ:往き帰りに眺めた山岳展望
爺、鹿島槍、五竜岳
白馬三山
八方尾根、唐松岳、不帰キレットⅢ、Ⅱ、Ⅰ峰
鹿島槍、五竜岳
紅葉ハイクの思い出:展望湿原から望む白馬三山
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます