カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

暁の赤石岳 初秋の南ア <赤石・荒川三山縦走 4>

2010-10-10 | 山行記録
 
初秋の南アルプス <赤石・荒川三山縦走 4>


           
                         <赤石・荒川三山縦走 3>・・・ クリックで戻る

  

  暁の赤石岳~椹島へ


 
 前日の夕方は、ガスって視界が得られず 展望を楽しむことができなかった。
 
 しかし、夜には星空を眺めることができた。 シルエットで 聖岳も見えた!

 だが、夜明け前になると上空に雲が広がった。

 日の出前、雲海の向うに富士山が見えていた。
 
 
 笊ヶ岳の左後方に 浮かび上がる富士山。

 
 雲がなければ、日の出前のこの僅かの時間帯が 

 荘厳なドラマチックカラーに染まるのだが・・・・・・。

 
 聖岳方面にも 雲が広がる。

 
 日の出前の光に浮かび上がるともっと立体的に見えるのだが。
 
 それでも、南アルプスのスケールの大きな山のボリュームには見入ってしまう。

 
 空が、茜色に染まりはじめた。
 
 
 ようやく 雲海をつき抜け太陽が昇った!

 
 
 
 雲の多い夜明けであったが、陽光は山に新たなエネルギーを注ぐ!
 
 やや染まりが薄かったが、小赤石岳方面のモルゲンロート。

 

 
 赤石岳山頂(兎岳方向)のモルゲンロート。
 
 団子型の山頂標柱のある方のピークを振り返る。

 雲の多い朝で、光が弱いのが残念だ。
 
 
 兎岳方面の眺め。

 
 聖の後方には、大無間、小無間の山稜が見えている。

 
 赤石岳山頂から、聖岳、大無間方向を眺める。

 
 山頂から延びる稜線越しに 左に聖岳、右に兎岳を望む。
 
 昨日、縦走してきた悪沢岳~荒川中岳・前岳~小赤石岳方面を望む。
  
 山頂は、風が強く飛ばされそうな時もあり。 帽子を押えての記念撮影。

 
 荒川三山、小赤石岳方面の眺めは ボリューム感いっぱいだ。
 
 上空は曇り空へ。 風も強い。 3,000mの稜線に吹く秋の風の強さは半端ではない。

 
 千晴も赤石岳にて、記念撮影を。  小赤石岳、荒川三山方面。

 
 聖岳、大無間方面。

 
 小赤石岳手前の椹島への下降ポイントを目指して、赤石岳を後にする。
 
 昨日歩いてきた縦走路を再び戻る形となる。

 
 縦走路を下りながら、赤石岳山頂を振り返る。
 
 草紅葉に染まる稜線とボリューム感のある赤石岳。

 
 椹島への分岐から、赤石岳を振り返る。

 
 分岐から、前方には 小赤石岳。立体的に削られた斜面は 迫力がある。

 右に切れているが、冬ルートは、小赤石岳ラクダの背。

 ラクダの背中より急峻に見えるんですが・・・。雪が付くとあ~、楽<ラク>ダなんでしょうか?

 
 分岐をかなり下った所から、稜線を振り返る。

 ここまでくると 早朝の稜線の強風がうそのようだ。

 
 登山道のアクセントには、こんな場所もある。 ↑

 
 下りつつ、回り込んでいくと途中 赤石岳~小赤石岳を眺められるポイントがある。


 富士見平が近づくと 以下のような聖岳~笊ヶ岳方面への展望が開ける。

 

 

 
 ニャンコ耳の笊ヶ岳の左後方にうっすら富士山も見えている。


 富士見平に到着! 青空も広がってきた。

 ここからは、360度の大展望だ。

         富士見平からのパノラマ ・・・・・ クリックで

 何と言っても、縦走してきた全てが一望できるのがいい。

 山行を振り返りながら、ゆっくり展望を味わいたい場所である。

  
 富士見平にて。  縦走してきた稜線も山も全てが視界の中に!  カモシカジャンプ!

 
 赤石小屋を過ぎると 延々 急な下りとなる。
 
 南アルプスらしい樹林帯の中を ぐんぐん高度を下げていく。

 爽やかなアルプスの涼風から 下界の真夏並みの暑さの中へ。。。

 
 白く光る林道が見えてくると すぐに赤石岳への登山口に降り立つ。

 
 林道から少し下れば、ゴールの椹島だ。

 
 赤石岳山頂の曇り空から一転! 燦燦と降り注ぐ陽光と青空。
 
 ここは、登山基地であると同時に南アルプスのリゾート地でもある。

 
 この広いみどりの広場で 昼寝をするのが毎度の下山後の定番である。

 静かで、吹く風が心地よく 山行を振り返りながら、まどろむのは至福の時間である♪

 
 マイクロバスに揺られること1時間丁度。

 往きと同じく 赤石沢からは 赤石岳を望むことができる。

 午後の時間帯に 快晴の姿を見せる赤石岳! あぁ、もう1日居たかったなぁ。

 
 風光明媚な赤石ダム。 今はまだ緑緑しているが、ここの紅葉は素晴らしく美しい!!

 
 茶臼岳への登山口。 即ち、畑薙大橋だ。 狭い足場、長~~い、高~~い!揺れる!

 高所恐怖症の人は、ここの登山口でアウトだ!

 
 畑薙第一ダム。  いよいよ山行のフィナーレだ。

 
 とにかく山がでかい! 入れたくてもファインダーに入りきらない大きさだ。

 南アルプスの雄大な懐の深さを反芻しつつ、家路を辿るのであった。



 独りたずねる 勘行牧場  ここの眺めの  なつかしさ

 南アルプス  山また山を   見れば迷いも 晴れてくる



 山の彼方の 夕陽は遠い  人の旅路は なお遠い

 泣きに来たのに 泣かずに帰る  井川集落  渡し舟



 

 

 井川ダム
                                                         (完)
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4 コメント

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わぁ (シャイン)
2010-10-10 19:41:29
美しい富士山にモルゲンロート・・・
なんて素晴らしい山の伊吹でしょう。。
楽しませて頂きました(*^^*)
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懐かしい~ (やまとそば)
2010-10-10 19:55:43
赤石から見る南の景色~
この当りは最高ですね。
いい写真を見ました。
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シャインさん ( カモシカ)
2010-10-11 23:14:32
ここの縦走は、南アルプス南部でも比較的アクセスのいいダイヤモンドコースです。
富士山の距離も近いので、絵になります。
時間を掛ければ、シャインさんも歩けますよ。
いつか挑戦してみましょう。
返信する
やまとそばさん ( カモシカ)
2010-10-11 23:19:21
赤石岳、何と言っても南アルプスのジャイアントですから。
歩いているときは、アップダウンの大きさにうんざり、ひ~こらしますが、また行って見たくなる魅力を有していますね。
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