初秋の南アルプス <赤石・荒川三山縦走 4>
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暁の赤石岳~椹島へ

前日の夕方は、ガスって視界が得られず 展望を楽しむことができなかった。
しかし、夜には星空を眺めることができた。 シルエットで 聖岳も見えた!
だが、夜明け前になると上空に雲が広がった。
日の出前、雲海の向うに富士山が見えていた。

笊ヶ岳の左後方に 浮かび上がる富士山。

雲がなければ、日の出前のこの僅かの時間帯が
荘厳なドラマチックカラーに染まるのだが・・・・・・。

聖岳方面にも 雲が広がる。

日の出前の光に浮かび上がるともっと立体的に見えるのだが。
それでも、南アルプスのスケールの大きな山のボリュームには見入ってしまう。

空が、茜色に染まりはじめた。

ようやく 雲海をつき抜け太陽が昇った!


雲の多い夜明けであったが、陽光は山に新たなエネルギーを注ぐ!

やや染まりが薄かったが、小赤石岳方面のモルゲンロート。

赤石岳山頂(兎岳方向)のモルゲンロート。

団子型の山頂標柱のある方のピークを振り返る。
雲の多い朝で、光が弱いのが残念だ。

兎岳方面の眺め。

聖の後方には、大無間、小無間の山稜が見えている。

赤石岳山頂から、聖岳、大無間方向を眺める。

山頂から延びる稜線越しに 左に聖岳、右に兎岳を望む。

昨日、縦走してきた悪沢岳~荒川中岳・前岳~小赤石岳方面を望む。


山頂は、風が強く飛ばされそうな時もあり。 帽子を押えての記念撮影。

荒川三山、小赤石岳方面の眺めは ボリューム感いっぱいだ。

上空は曇り空へ。 風も強い。 3,000mの稜線に吹く秋の風の強さは半端ではない。

千晴も赤石岳にて、記念撮影を。 小赤石岳、荒川三山方面。

聖岳、大無間方面。

小赤石岳手前の椹島への下降ポイントを目指して、赤石岳を後にする。
昨日歩いてきた縦走路を再び戻る形となる。

縦走路を下りながら、赤石岳山頂を振り返る。

草紅葉に染まる稜線とボリューム感のある赤石岳。

椹島への分岐から、赤石岳を振り返る。

分岐から、前方には 小赤石岳。立体的に削られた斜面は 迫力がある。
右に切れているが、冬ルートは、小赤石岳ラクダの背。
ラクダの背中より急峻に見えるんですが・・・。雪が付くとあ~、楽<ラク>ダなんでしょうか?

分岐をかなり下った所から、稜線を振り返る。
ここまでくると 早朝の稜線の強風がうそのようだ。

登山道のアクセントには、こんな場所もある。 ↑

下りつつ、回り込んでいくと途中 赤石岳~小赤石岳を眺められるポイントがある。
富士見平が近づくと 以下のような聖岳~笊ヶ岳方面への展望が開ける。



ニャンコ耳の笊ヶ岳の左後方にうっすら富士山も見えている。
富士見平に到着! 青空も広がってきた。
ここからは、360度の大展望だ。
富士見平からのパノラマ ・・・・・ クリックで
何と言っても、縦走してきた全てが一望できるのがいい。
山行を振り返りながら、ゆっくり展望を味わいたい場所である。


富士見平にて。 縦走してきた稜線も山も全てが視界の中に! カモシカジャンプ!

赤石小屋を過ぎると 延々 急な下りとなる。
南アルプスらしい樹林帯の中を ぐんぐん高度を下げていく。
爽やかなアルプスの涼風から 下界の真夏並みの暑さの中へ。。。

白く光る林道が見えてくると すぐに赤石岳への登山口に降り立つ。

林道から少し下れば、ゴールの椹島だ。

赤石岳山頂の曇り空から一転! 燦燦と降り注ぐ陽光と青空。
ここは、登山基地であると同時に南アルプスのリゾート地でもある。

この広いみどりの広場で 昼寝をするのが毎度の下山後の定番である。
静かで、吹く風が心地よく 山行を振り返りながら、まどろむのは至福の時間である♪

マイクロバスに揺られること1時間丁度。
往きと同じく 赤石沢からは 赤石岳を望むことができる。
午後の時間帯に 快晴の姿を見せる赤石岳! あぁ、もう1日居たかったなぁ。

風光明媚な赤石ダム。 今はまだ緑緑しているが、ここの紅葉は素晴らしく美しい!!

茶臼岳への登山口。 即ち、畑薙大橋だ。 狭い足場、長~~い、高~~い!揺れる!
高所恐怖症の人は、ここの登山口でアウトだ!

畑薙第一ダム。 いよいよ山行のフィナーレだ。

とにかく山がでかい! 入れたくてもファインダーに入りきらない大きさだ。
南アルプスの雄大な懐の深さを反芻しつつ、家路を辿るのであった。
独りたずねる 勘行牧場 ここの眺めの なつかしさ
南アルプス 山また山を 見れば迷いも 晴れてくる
山の彼方の 夕陽は遠い 人の旅路は なお遠い
泣きに来たのに 泣かずに帰る 井川集落 渡し舟


(完)
なんて素晴らしい山の伊吹でしょう。。
楽しませて頂きました(*^^*)
この当りは最高ですね。
いい写真を見ました。
富士山の距離も近いので、絵になります。
時間を掛ければ、シャインさんも歩けますよ。
いつか挑戦してみましょう。
歩いているときは、アップダウンの大きさにうんざり、ひ~こらしますが、また行って見たくなる魅力を有していますね。