涸沢の紅葉&屏風の耳 2017
秋は空から始まる。 高い処にある青空とうろこ雲を中心とする秋らしい雲の変化。
山稜は草紅葉に輝き、秋は錦秋をまといながら山麓へと下りてくる。
澄んだ青空の下、広大な展望と紅葉に輝く峰々。。。。
今季も涸沢カールの紅葉を愛でてきた。
秋の涸沢はナナカマドの赤、ダケカンバの黄、ミヤマハンノキの緑、空の青、そして、穂高の黒い岩肌と
素晴らしいコントラストだ♪ 山岳が創り出した紅葉の円形劇場の真ん中に身を置くと都会の疲れも消えていく。
TOP写真3枚は、涸沢槍を中心に、ダイジェストでまとめてみた。
ご覧ください、この色彩の鮮やかさ! 何度訪れても飽きるということはありません。
ただし、人出の多いのも事実です。
今回は、恒例の穂高の各ピークに登ることはせず、晴れを捉えてコンパクトに涸沢~パノラマコース利用で、屏風の耳からの展望を楽しんできました♪
時系列の詳細山行記録は、
「燃える紅葉! 涸沢カール②」などの拙ブログ過去記事が人気ですので、そちらをご覧ください。⇒
<山岳写真家の近藤氏、白籏氏、渡辺氏や登山家の故・田部井淳子さんなどとの出会いもありました>
今回の記事は、お馴染みの涸沢ですから、バーーンと写真アルバム形式での紅葉山行の記録とします。
先ずは、涸沢カール全景
涸沢ヒュッテのテラスで、のんびり2時間カールの紅葉を堪能したら、
涸沢カール内を散策へ出かけよう! 涸沢パノラマを巡るお散歩である。
カール上部まで登ったら、再びヒュッテテラスへ戻ろう。
去りがたい涸沢を後に
パノラマコースから屏風の耳へ
ヒュッテと涸沢カール全体を眺めながら、狭くて足場の悪い大人のアスレチックコースを行く。
北穂、大キレットを挟んで、南岳~槍ヶ岳が望める!
天を突く槍の穂先もシャープだ。
屏風ノ頭、屏風の耳を望む。
屏風のコルから北尾根の稜線に飛び出す。
槍が近づいて見えてくる。
北穂~大キレット~槍
涸沢ヒュッテからは望めない展望である。
コルから屏風の耳へは、最初から急登だ。
展望を楽しみながら、登る。
屏風の耳直下。
屏風の耳からの展望
穂高の展望台だ♪ 素晴らしいパノラマを楽しませてくれる。
屏風ノ頭 左手方向には、槍。
大キレット~南岳~槍
奥穂~涸沢岳~北穂
前穂と前ほ北尾根
雲の下に富士山、南アルプス。白く梓川、徳沢から斜め上へと長塀尾根
蝶ヶ岳
常念山脈
屏風ノ頭にズームイン
槍の右に見える野口五郎岳
槍ヶ岳の雄姿
獅子鼻ノ頭
前穂、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ峰~屏風のコルまでの北尾根が伸びる。 右へは、吊り尾根。
千晴も 「わんダフルゥ~~~~~!」の感動の眺め♪
登らせてくれる 山があるなら
ぼくはいつでも 山に登ろう
山に抱かれる あの感触は
母に抱かれる 幼子のよう
自然に さからわず
自然を たいせつに
岳人を魅了し続ける涸沢の紅葉! 来年も 見に いコウヨー!!
ブログの背景が私と同じ樹木のグリーンだったものですから。そして私と同じ志向の方に偶然に出会ったような親近感を抱いてしまいました。
前置きはここまでにして、ハイキング程度しか経験のない私を、山男の友人が奥上高地の涸沢に誘ってくれ、この機会を断わったら古希を過ぎて二度とアルプスには行けないだろうと、雨対策のテント装備に不安を抱きながら同道したのですが、幸運にも快晴に恵まれて、山稜と紅葉を満喫して帰ってきたのでした。そして、カモシカさんのブログで、自分のカメラではないかと見間違うほど同じアングルの紅葉景色の写真の連続に胸の鼓動は高まり続けています。
まずはご挨拶と御礼を申し上げます。