今日は、マサイ・マラからアンボセリまで車で500キロの大移動。アンボセリは、ヘミングウェイが、「キリンマジャロの雪」を執筆した場所として有名です。
車に乗っていて気がついたこと。~ 車は左側通行です。道路の整備はまだこれからといった感じですが、いたるところで工事がおこなわれていました。また沿道には、広大な農場がいくつも見られ、多くの作物が育てられていました。
車が故障~もうすぐアンボセリというところで一行の中の車一台が故障。修理のため30分かかりました。でもその間、曇りがちだった空が晴れ、キリマンジャロがその雄姿を現してくれました。
再出発してすぐ日が落ち、真っ暗なサバンナの中をひた走ります。ふと空を見上げると、満天の星!天の川が大空を横切っていました。その後、ロッジの灯りが見えて、ヤット着いたか、と思ったそのとき、道路の中央に大木が倒れ、進路をふさいでいました。そしてヘッドライトに浮かび上がったのは巨大な象の影でした。今にもこちらに向かってきそうな荒々しい姿です!(ちょっとビビリました)
夜間の象は大変危険だとのガイドの説明で、われわれはいったん引き返し、別ルートを行くことになりました。これが思いがけないナイトサファリ(実は特別な許可が必要で料金も高いということでとってもラッキー!)となり、シマウマの群れや、象、インパラなど、夜の活き活きとした姿を垣間見ることが出来ました。
やっとゴールのオルツカイ・ロッジに到着。疲れ果て、シャワーを浴びてすぐにベッドへ。横になってすぐ、なにやら動物の鳴き声が。ドアを開け外に出るとだんだんその音が大きくなり、はっきりとその声の主が分かりました。「パオーン」!象の雄叫びでした。まさに野生の王国のど真ん中にいるんだ!という興奮に包まれながら、いつの間にか熟睡。
よく早朝、目覚めるとロッジの前には草原が広がり、様々な動物たちの姿が見えました。そして残念ながら山頂の姿は見えませんでしたが、キリマンジャロがその広大な裾野を広げていました。
そして今日がケニア最後の日。そしてサファリのハイライト!サファリを楽しみながらアンボセリを後にナイロビに向かいます。
仲間の象の死を悼んでいる姿・・・ではありません!3頭とも寝ているのです。
獲物(イボイノシシ)をハントしたブチハイエナ ハイエナの獲物を横取りするライオンの若いオス (立場が逆のようですが、実はライオンは狩の成功率が低く、このように横取りが最も効率のよい獲物の入手方法です) 普段はほとんど水の中にいるカバも、早朝はこのように陸を歩く姿が見られるそうです。 いまだ興奮冷めやらぬ中、車はアンボセリを後にナイロビへ、そして南アフリカへ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・続く。