先日、RADACフロントブレーキのセンターズレ対策にギザワッシャーを使いました。ブレーキはDIA-COMPE(吉貝)のDC-500Nナット式。この時代の吉貝ロードキャリパーは上位のGC(グランコンペ)とも基本的な仕様に差はなくて、仕上げの違いが主。上位でギザワッシャーが使われているのかどうかは分かりませんが、DC-500Nでは使われていません。とりあえず手持ちのカンパブレーキから流用しましたが、ネットで流通している別のモノ(DIA-COMPE製)を入手したので付け変えます。手元に幾つかの種類が揃い、せっかくなので考察。
今回単品で入手してみたのがDIA-COMPE製のギザワッシャー。焼結合金だか何だかで割れにくいそうで、形状とエッジの立った感じからは充分に役目を果してくれそう。RADACにはコレを使ってみます。
カンパ。私が今まで使ったカンパブレーキは2種3個。全てケンタウルグレードですが、必ず付いていました。ですが、現行品は使ったコトも買ったコトも、じっくり見た事も無いので何とも。たぶん付いてると思います。
古いシマノ製。BR-7402に使われていました。大きさも形状もカンパと似ていますが、少し爪が細かい。
BR-7800付属のシマノ製。旧世代のDURA-ACEですが、現行品も同じだと思います。カンパやBR-7402付属のモノと比べると内径は一緒ですが、外形は小さめ。古い、例えばBR-7400や7402辺りの受け側の形状からすると古い方へは流用出来ない感じ。こちらは現在もシマノスモールパーツからDURA-ACEグレードとして入手可能。
現行シマノ製の、ギザワッシャーと言うよりはザラワッシャー。ザラザラの表面加工で滑りづらくしたもので、一般的にはカーボン製のフォークやフレームで推奨されます。カーボンフレームでもブレーキ台座部分はしっかり補強されているのでギザワッシャーでも大丈夫なのかもしれませんが、ウチのRA-5は社外フォークを使っているので一応使ってます。
ハイブリッドRADACのブレーキはナット式で、相手がアルミ製の楕円カラーなので一般的と言って良いのか分かりませんが…、食い付きの強さでいうとカンパ→古いシマノ→DIA-COMPE→現行シマノDAグレードかな。ザラワッシャーでも余程タイヤをヒットさせたりしなければズレないと思いますが、効果としては薄い感じ。その分優しいんでしょうが、つるつるのアルミカラーよりは多少良いってくらい。
カンパ(写真上)
DIA-COMPE(写真上)
仮付けしていたカンパのギザワッシャーはアルミのカラーにがっしり食い込んでいて外すのに大変でした。交換したDIA-COMPE製は、その形状からカンパ程の食いつきは無いと思うけど、まず滑らないんじゃないかな?
RADACのフロントタイヤ。パセラのたぶんLX(ライトエキストラ)ですが、一箇所だけ凹みがあって高圧で乗ると周期的にゴツゴツしてもう駄目みたい(汗;
2017/3/6追記:効果を高める為、ブレーキ本体とギザワッシャーの間に入っていた金属製カラーの取り付け位置をボルト側に移動しました。関連記事「ギザワッシャー(続き)」。