レンゲショウマ(キンポウゲ科;ショウマ属)本州の主として太平洋側の深山に生える多年草。花言葉は、伝統美。茎は高さ40~80cmになる。葉は大形で2~4回3出複葉となる。茎の上部に淡紫色の美しい花をまばらにやや下向きにつける。花は径3.5cm。和名は蓮華升麻。升麻はサラシマショウマの漢名。花がハスの花に、葉が、サラシナショウマに似てることからこの名がある。同属にルイヨウショマ、サラシマショウマ、オオバショウマがある。「だんだんに己がかがやき金凰華 中村汀女」「金鳳花汽車行きてまた時経たる 森 澄雄」「ふらここのきりこきりこときんぽうげ 鈴木詮子」「吾が罪は百叩きほど金鳳花 磯貝碧蹄館」。(控えめに 俯き咲ける 金鳳花 花のなかまに 輝きいたり ケイスケ)
ツルボ(ユリ科ツルボ属)山野の日当たりのよいところに生える多年草りん茎は卵球形で長さ10~25㎝あり、外皮は黒褐色をしている。葉は線形で長さ10~25㎝、幅4~6㎝あり、内側は浅くくぼみ,厚くてやわらかい。初秋のころ、葉の間から20~40㎝の花茎が立ち、その先端に4~7㎝の穂のような総状花序をつけ、淡紫色の花を沢山つける。花被片6個は平らに開き,長楕円状倒披針形で長さ3~4㎝ある。雄蕊は6個あつて花被片とほぼ同じ位の長さである。花糸は糸用で下半分は広がる。美しい花だがこの花の句葉見たらない。今夏の6~8月の平均気温は、北海道+1.2度。北日本+1.0度関東,甲信、東海+1.1度近畿+1度中国+1.4度四国+1.1度西日本+1.2度西日本は過去最高0.7~1.4度国内観測史上最高は高知県四万十市、8月12日41度の国内観測史上最高を記録した。暑過ぎた夏であつた。中国地方の集中豪雨など、平均的な降雨を期待したい。来年は、如何なものだろうか?。災害は忘れた頃にやつてくる。神様にお願いするしかないのだろうか?。
茗荷(ショウガ科)花言葉は、忍耐。日本特有の野菜。平安時代から栽培されている。茎葉を軟化して育てる。「茗荷竹」は春の野菜。地下茎から発生する蕾を利用する。ふつくらとして中がよく詰まっている頃が食べごろ。花が開くと品質が損なわれる。特有の香りがあり、薬味や酢の物、漬物などに利用する。半日陰のやや湿り気のある場所を好むので、庭の片隅に植えておくと重宝する。「茗荷掘る市井の寸土愉しめり 西島麦南」「茗荷の子還りみなれぬ影を置く 西川雨州」「金色に茗荷汁澄む地球かな 永田耕衣」。鳥取県の集落に茗荷谷があり、学友にも茗荷姓が何人かおられた。(茗荷谷 苗字も茗荷 君ありき ケイスケ)
私がなによりも愛するのは 黄ばむ九月 露の糸はる クモの巣の朝 みじろぎもしない物想う日々 カラスの声 真鍮色の葉 麦束の点在する刈り株畠 春の輝かしい無秩序より 秋の方が 私の心に適う (カントリー.ダイアリー;アレックス.スミスの詩)。 今日の誕生日の花は、オシロイ花(オシロイバナ科)花言葉は、内気、柔和。熱帯アメリカ原産の多年草。紅.白.黄.絞りなどの可憐な花は良い香りで、夕方から開き翌朝しぼむ。黒く硬い種子の中にある白い粉の胚乳が白粉のようなのでこの名がある。こぼれた種子は翌年芽を出し手育ち繁殖力が旺盛である。「白粉の花ぬつて見る娘かな 一 茶」「白粉花妻が好みて子も好む 宮津昭彦」「白粉花吾子は淋しい子かも知れず 波多野爽波」「白粉の花が其処には咲いてゐて 京極杞陽」「おしろいが咲いて子供が育つ路地 菖蒲あや」「おしろいや秋の小花が咲くまでに 小杉余子」「白粉の花の夕闇躓けり 渡辺桂子」。(白粉花 蕾揃えて 弾けたり ケイスケ)