処暑;二十四節気のひとつ。立秋後8月23日ごろにあたる。「処」とは止まる意味で、暑さが止まる意味で、暑さが止むという言葉。中国大陸はこのころから冷ややかな乾いた高気圧におおわれが、日本ではまだ残暑がぶり返すこともある。しかし処暑の声を聞くと暑さも長続きせず、いよいよ気象的にも秋がやってきたという感じ。「処暑なりと熱き番茶を貰いけり 草間時彦」「処暑の庭鯉はねてなほ雨意のこる 辻田克也」「老犬の処暑の大地にはらばいて 細谷喨々」「その後の身にこたえたる残暑かな 清崎敏郎」(風あたり 僅かに軽く 処暑感じ ケイスケ)