この都道府県単位の感染地図がどうみても納得いかない。都道府県単位で何を訴えようとしているのだろう。はっきり言えることは、こんな府県の感染者比べみたいな地図は、小学校の社会科の時間にでも使いづらい代物である。
例えば、北海道のあの広い面積が紫色に染めている不思議さを何に喩えたらいいだろう。諏訪湖と琵琶湖の魚の数にでも喩えると分かるのだろうか。(諏訪湖12.81㎢、琵琶湖669.23㎢)(香川1,877㎢、北海道78,421㎢)
新型コロナは、生物と言えるかどうか微妙な生き物らしい。そんなものに対して、日本地図を出して都道府県単位で色分けしてどうするんだろう。幼稚園のお絵描きである。
9/6 京都市内の感染者数 1,150人 京都府全体 1,575人 即ち、73%は京都市内の感染者である。京都市の人口は 1,460,275人 京都府全体 2,571,922人より、京都市は、10万人当たり78.8人。京都市を除けば、10万人当たり38,2人だから半分弱である。それを同じ色に塗られたらたまったものではない。
東京や大阪等の大都市密集地と他の都市を十把一絡げでは意味を成さないのである。
★★都や政令指定都市単位での比較
★★10万人当たりの比較
以上の2点は最低限必要だろう。メディアもいい加減目を覚まして欲しい。