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『新しい戦前』が和歌山の爆発物投げ込み事件の始まりなのか

15日午前、岸田総理が和歌山市の漁港を選挙の応援で訪れていたところ、演説の直前に爆発物が投げ込まれ、警察官1人が軽いけがをした。(NHK)

戦前の日本は、
「第1次大戦で戦争特需が舞い込み、80年代のようなバブル景気と株高に沸いた」
「暫くして、深刻な不況と長期デフレに突入。そこに関東大震災と世界恐慌が加わったことで、日本経済は壊滅的な打撃を受けた」
国粋主義や軍国主義が台頭。国債の日銀直接引き受けによる大規模な財政出動により激しいインフレが進んだ」
「当時の日本がたどった道のりは現在とそっくりである。 加谷珪一(経済評論家)参照
それにプラスするかのように、維新の躍進とカジノIR事業認可もあった。

過去に学ぼうとしない日本の政治家は、防衛費増大や国債の日銀引き受けなど戦前と同じような道をひた走る。まさに「新しい戦前」とタモリさんが言ったような状況である。そんな中、昨年の奈良銃撃事件に触発されたのか、選挙応援に来ていた首相めがけて爆発物が投げられたのである。恐らくは殺傷能力のないものだったにせよ、その効果は想像を超えて一部の若者に拡散することを危惧する。

保守政治家は日本の置かれた状況を真摯に省みることなく、敵国を想定し、今にも戦争が勃発するような言動を繰り返して戦前の過ちを再びやろうとしているように思えてならない。今回の事件によって、自衛隊や警察がより重要視され強固な体制をつくることだろう。沖縄周辺では、各島に自衛隊の駐屯地が築かれ、米国の身代わりになって敵国と戦う準備が着々と続けられている。

人は往々にして流される場合が少なくない。上に立つものほど流されやすく感化されやすい。よほどの強い意志と強固で博学な歴史観と研ぎ澄まされた世界観を持っていないと、澱んだ川の流れに身を任せるだけの人になる。事件によって血気ばしったり、慌てふためいてはならない。自省し自制することこそ求められている。
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