♦6月10日 三国港8:10出港~橋立港11:30着岸 17.4㍄(32.2km)
今日は、徐々に波が収まってゆくというので、友人と12日待ち合わせの金沢に少しでも近づくように出港する。港の外はここからは全く見えない。白波が出てたら撤退も考えよう。
ここ三国の図書館は、とても広々として内容も充実していた。贅沢すぎるほど立派である。小浜も3フロアに跨がる施設だったので、福井市はどこもがそうなのだろうと思われる。たぶん、文化事業に回せる資金が豊富にあるのだろうと想像する。
消防車のサイレンがやけに大きいなと思ったら、ヨットの後方で煙が上がっていた。
逆潮で予定より20分遅れで橋立漁港に着いた。漁港が親切なのでやって来たが、天候が悪く風上に着けたヨットが凄い力で揺さぶられる。漁港に係留場所の相談に行こうとした矢先、モヤイのクリート(バウチョック)が音を立てて吹っ飛んだ。見ると、バウチョックが留まっていたところのチークが割れてネジもろとも無くなっていた。
漁協の参事に相談し、風下になるが三方からモヤイを取れるという場所に移動した。このヨットの脆さを日々痛感している。明日の金沢港沖では20メートルの風が吹きそうだと漁協の職員の話しに、ヨットには条件が悪いこの港にもう一日滞在するのかと思うと天候のように心が晴れない。