安倍氏のコーナーには、米国の元大統領ニクソンが20世紀の世界の指導者について語った「指導者とは」や宮部みゆきさんのミステリー小説「名もなき毒」、下関市出身の直木賞作家、古川薫さんの「斜陽に立つ」など国際政治関係の書籍や小説が並ぶ。(毎日)
最初、900冊の間違いではないかと疑ったが90冊だという。読んださきから処分していたともいわれており恐らくはもう少し多いだろう。選りすぐりの本の数が90冊ということではないだろうか。それにしても少数精鋭の本ばかりなのは間違いないだろう。
昔、知り合いの先生の事務所でも数百冊は並んでいたし、東京から地元に帰ってくる時は4~5冊の本を抱えていたのを覚えている。超多忙なのに良く読めるものだと感心したものだ。ある時、支持者を前にした講演会で日本経済から国際経済まで、専門用語を駆使しながら支持者にも解るように語ったのには驚いた記憶がある。
一騎当千の蔵書とはいえ評価が定まらない中、色々な憶測が飛び交う懸念も乗り越えて敢えて公開に踏み切ったのは、世間の関心が薄れるのを危惧したのかもしれないがその度量には感心する。