朝刊を読んでいたら、タイパとかファストリと出ていて面食らった。昨年の流行語大賞だったというが、どこで誰がそんな言葉を流行らしたのだろう?そんな間の抜けた文化みたいな空気が日本列島を席巻しているのだろう。あの明治維新とは違う一種澱んだ空は、隣国から舞い散る黄砂のように目と頭がちかちかクラクラしてしまう。
ガクチカと言ったら何割が理解するのだろう。就職用語で学生時代に力を入れたことを指すらしいが、そんな『ワーパ』(ワードパフォーマンスの略)はやめてくれーーーー!そんなに片仮名のちょん切りが好きなら、いっそのこと英語を標準語にしたらどうだ。日本語なんてどうでもいいのだろう。新聞社自体が前のめりで使いだす(どこかの学長も)時代で、活字離れが深刻化して新聞の販売部数も大幅に減っているらしい。天罰だろうと思う。新聞の値上げで毎月五千円に近い出費となると購読は再考しなければならない時期に来ている。
<追記>
SDGs=Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標) と言う意味で、最後のsはGoalsのsだそうだ。一つだけ小文字だという、実に不愉快なことばである。「国連でSDGsという名前で採択されたわけではありません」正式名称は「Transforming Our World(我々の世界を変革する)」というのである。主題は『変革する』なのであって、そのための方策が SDGoalsなのである。