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ブルータスお前もか、というほど悪いのか?

8/1の夕刊で、『「ブルータスお前もか」は今度こそ、こっちのセリフだ。カエサル気取りの他人事感は。』
【当ブログでも1カ月以上前に書いていた】
ある大手の会社は、「ブルータスお前もか」という迷言を発したが、発した先が己ではなかったことに心配は尽きない。カリスマのように凄い経営者という人が世の中には多くいるが、所詮は普通の人である。どこが違うのだろう。人間なんて河原で三流役者が芸を競うが如くで五十歩百歩だろう。突然変異が起こらない限り一代限りである。2代目は血を吐くような努力をして並み居る十把ひとからげから抜きん出ることが求められるのである。3代目となるとおそらくは無理ではなかろうか。6/23( なぜトップに選ばれた人が資質を疑われるのか?)を引用

では、老舗の商人はどうしたかというと、息子が生まれても敢えて娘に婿殿をとるということまでしたのだそうな。それほど冷徹な眼力がないと商人は代々続かないという知恵である。だが、政治家や起業家はまだまだ未熟である。3代目ともなると、ブルータスお前もかレベルまで落ちてしまう。幸いなことに円安という風が吹いているが、いつまで吹くとも限らない。関西の大手会社は、結局のところ血のつながりを絶ってなんとかやっていけている。それほどに商売というものの継続は難しいものだと先人たちは教えている。
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