陽気な不動産屋の日常♪FROM・SANNOMIYA

神戸の不動産会社ケイズホーム三宮店が、
不動産屋の日常・裏話、地域の情報などを
ゆる~く綴っていきます♪(^-^)♪

明治屋神戸中央亭

2010-12-02 | ケイズホーム三宮店スタッフ
私が従事する街は、12月になると多岐なイベントやイルミネーションなど、さすがは港町神戸の本領を発揮し、街行く人のモチベーションにまで左右しているような気がします。そんな私も神戸の街に負けず、本領を発揮しなくては!と少し焦り気味の水口です。コニャニャチハ

さて神戸と言えば、海山街の景観や、異国文化の代表格である洋食やスイーツなど、お洒落でグルメな街として周知されています。その中でも、旧国鉄湊川貨物駅跡地を再開発した高浜岸壁を含む新市街地である、神戸を代表するウォーターフロント、神戸ハーバーランドは、その全てが詰め込まれた宝石箱のような街。
今回は、その宝石箱の一角にある、老舗洋食店を紹介するとともに、その歴史と私の経歴をあわせて綴りたいと思います。
1990年に先駆けてオープンしたハーバーランドのレストランは、明治時代の煉瓦倉庫2棟を利用したレストラン街で、まだまだ小僧だった私にとって憧れの場所。
当時はバイク少年で、盗難率No、1の単車に、当時のハニーとタンデムし、少し大人ぶって訪れた思い出の地。
1992年10月にグランドオープンした神戸ハーバーランドで、当時19歳の私は、アパレル関係の仕事をしており、デュオ神戸とオーガスタプラザの担当となりました。
純真無垢だった私は、年上の綺麗な女性スタッフに囲まれ、弄られながらも可愛がられ、今思えばハーレムのような日々を過ごしておりました。
しかし、1995年、震災によりデパートやテナントビルが倒壊し、神戸のアパレル業界が壊滅状態。
影響でアパレル会社の退職を余儀なくされ、不本意ながら、当時震災の影響で超飛躍した携帯電話ショップへ転職。担当キャリアはセルラー(今のau)で、岡本の新店舗に配属となり、ダイヤニッセイビルにあったセルラー神戸支店と岡本を毎日行き来しておりました。
時を同じく、居留地の神戸海岸ビルが半壊営業が不可能となり、神戸ハーバーランドのモザイク1階に移転されたのが、今回紹介するお店です。(前置きが長すぎた・・・)



名称:明治屋 神戸中央亭
住所:兵庫県神戸市中央区東川崎町1-6-1 神戸ハーバーランド・モザイク 1F
電話:078-360-6728 定休日:無休(但し、貸切時あり)
営業時間:[月~金] 11:00~14:30(LO)17:00~21:00(LO)
       [土日祝]11:00~21:00(LO)map

オーセンティックな店構えに重厚な調度品がディスプレイされた店内ですが、ランチは気軽な価格帯のメニューがあるので安心です。窓際のテーブル席にエスコートされ、定番コースとドリンクをオーダー。



ドイツはミュンヘンのピルスナー、ホルステンで乾杯。



コーンポタージュスープ

粘度の少ないさらっとしたポタージュですが、ほのかな酸味があり、隠し味にチーズを溶かしているような感じです。



バゲット

焼きたての熱々で、先のポタージュに絡めて食べるとなぜか幸せ。



Aランチ(サーロインステーキ)120g

レモンの輪切りにそえられたメートルドテールバターが、老舗洋食店らしくて流石。
肉質は値段なりですが、サー(Sir)の名を与えられたロイン(ロース)だけあって、旨味は十分にあります。

シャトー切りされたニンジンとポテトのグラッセは、まさに洋食店の王道のつきあわせで、バターと砂糖、塩コショウというシンプルな味付けながら、後に登場するデミソースをからませると立派なご馳走になります。



ソースボートの中はデミグラスソースで、ほんのり甘めでマッシュルームがたっぷり入っています。
あっさりとしたソースですが、料理の味を際立たせる名脇役で、最後まで飽きる事のないソースです。

このソース、西出町の路地裏にあった頃のゲンジさん(現在は元町)を思い出しますが、中央亭さんの方がかなり老舗ですので、ゲンジさんがリスペクトされたのでしょうかね。

※食べログ 洋食ゲンジ



サラダ

パプリカとセロリのドレッシングが、あっさりした旨味と清涼感を演出しています。



食後のデミタスコーヒーがセットになって、1365円(税込)です。

兎に角ひとつひとつが丁寧で、バターの使い方が秀逸。
さすがは神戸老舗洋食店の雄。

モザイクの西側1階なので、普通はあまり目立たないレストランですが、隠れ家的で本格的な欧州(洋食)料理を堪能できるお店ですよ。

美味しく頂きました。ご馳走様でした。

12月の引っ越しも、ケイズホームにおこしくださいませ!

タウンガイドはこちらで洋食!

・・・おまけ・・・

ここからは、明治屋神戸中央亭さんの歴史です。
お暇な方だけど~ぞ

オランダ公使館で学び、華族会館などで腕を振るった名料理人として、日本におけるフランス料理の普及に大きな役割を果たした渡辺鎌吉氏が明治40年に東京丸の内に中央亭を開店されました。
その後、明治屋が経営に乗り出し、神戸では大正15年に明治屋神戸中央亭として神戸明海ビル8階に開店しました。
戦争により、4年間休業し昭和24年に旧居留地海岸ビルの1階で再スタートを切りました。
昭和から平成をまたぐころには名物のビーフシチュー、タンシチュー、ドライカレー、神戸ステーキがTVやグルメ雑誌に紹介され、庶民的な洋食屋さんとして賑わうようになりました。
しかし、平成7年1月17日の阪神淡路大震災により、神戸海岸ビルは倒壊を免れましたが大きな亀裂により、休業を余儀なくされ海岸ビルでの営業を断念されました。
その後、平成7年11月24日神戸ハーバーランド、モザイク1階で営業することとなったようです。

・・・はぁ~長文入力疲れた