~くも膜下出血について~
くも膜下出血において、病態は恐らくご存知であると思うので(くも膜下腔に走行している動脈の出血が原因)治療方針についてちょっと書いてみたいと思います。
一に外科的療法、二に血管内治療、で、三に下記の「輸液療法」があります。看護では手術後の輸液療法に多く関わりがあるのでピックアップします。輸液療法はあくまで「手術後」に適応される為、手術前の看護とは異なります。
①再出血(水頭症悪化)を予防する為の鎮静(ディプリバン)および血圧管理(ヘ ルベッサー・サ リペックス)を行う。
②脳血管れん縮(スパスム)の予防の為のトリプルH療法
手術後の再出血を予防しても、スパスムを予防しないと安心ができないといわれ ている。時期は4~14日と言われており、原因はいまだ不明。スパスムを予防 する為の療法を三つのHからトリプルHと呼称されている。トリプルHは下記の 物である
Ⅰ、Hypervolemia:循環血液量増加
虚血に陥った局所脳血流は正常脳とは異なり、心拍出血に依存していると言われている。また、一般にくも膜下出血発症早期では脱水気味である事が多い為循環血液量を増加させる必要があるといわれている。
Ⅱ、Hypertension:人為的高血圧
脳血管れん縮の存在する部分では脳循環自動調節機能が障害されて、脳の血流は血圧に依存的になっている事から血圧を上げる事で虚血を改善出来るといわれている。
Ⅲ、Hemodilution:血液希釈
ヘマトクリットが30~40%の間は酸素運搬量がほぼ一定に保たれており、また適切な血液希釈によって血液の粘性が減少し、微小循環が改善するといわれている。
Ⅰ・Ⅲに対してはアルブミン溶液、加熱人血漿タンパク(PPF)を使用する事が多い(恐らく膠質浸透圧を増加させ血液量を保つという事でしょう)。
また、今度は病態についてもっと詳しく書いていきます
一緒に勉強しよう!!看護は日々これ勉強!です

ちなみに、病院での薬を調べる時に、このサイトを利用すると便利っぽいです。お試しあれ
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一に外科的療法、二に血管内治療、で、三に下記の「輸液療法」があります。看護では手術後の輸液療法に多く関わりがあるのでピックアップします。輸液療法はあくまで「手術後」に適応される為、手術前の看護とは異なります。
①再出血(水頭症悪化)を予防する為の鎮静(ディプリバン)および血圧管理(ヘ ルベッサー・サ リペックス)を行う。
②脳血管れん縮(スパスム)の予防の為のトリプルH療法
手術後の再出血を予防しても、スパスムを予防しないと安心ができないといわれ ている。時期は4~14日と言われており、原因はいまだ不明。スパスムを予防 する為の療法を三つのHからトリプルHと呼称されている。トリプルHは下記の 物である
Ⅰ、Hypervolemia:循環血液量増加
虚血に陥った局所脳血流は正常脳とは異なり、心拍出血に依存していると言われている。また、一般にくも膜下出血発症早期では脱水気味である事が多い為循環血液量を増加させる必要があるといわれている。
Ⅱ、Hypertension:人為的高血圧
脳血管れん縮の存在する部分では脳循環自動調節機能が障害されて、脳の血流は血圧に依存的になっている事から血圧を上げる事で虚血を改善出来るといわれている。
Ⅲ、Hemodilution:血液希釈
ヘマトクリットが30~40%の間は酸素運搬量がほぼ一定に保たれており、また適切な血液希釈によって血液の粘性が減少し、微小循環が改善するといわれている。
Ⅰ・Ⅲに対してはアルブミン溶液、加熱人血漿タンパク(PPF)を使用する事が多い(恐らく膠質浸透圧を増加させ血液量を保つという事でしょう)。
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