岩谷宏と一緒

岩谷宏の同居人岩谷啓子(けい子)が、犬猫まみれの官能の日々を綴る

けいこさんは、真性ミーハー パート6 ぐるんぐるん星人物語

2008-04-06 15:42:12 | 岩谷啓子(けい子) ミーハー道
ぐるんぐるん星人、初めて、カラオケに行く


ぐるんぐるん星人は、今年で、5◎才になるわけだけれども、
今まで、世に言われる「カラオケ」という場所に、行ったことはない。


ある人からもらった「ブルーハーツ」のCDがいたく気に入って、
そんでもって、世では、酒なんかみんなで飲むときに、
カラオケなんかで、コミュニケーションをとるわけであるから、
まあ、1曲は歌えたほうがよいわな~と、いうことで、
「ブルーハーツ」の曲を、練習しに、はじめて、世にいう「カラオケ」なるものに、
行ってみたわけである。

シダックスというカラオケ屋が、わが市の中心にあるわけである。
車で出かけ、駐車場に、車を止め、そして、駐車場に直接繋がっている
裏口から、はいると、大きなホールになっていて、なんの音かわからないが、
ダンダンダンと、低い音が、鳴り響いていた。

受付で、「すみません。初めてなんですけれども、よろしいでしょうか。」
なんて言ってみると、掃除をしていた受付嬢が、
「はい、大丈夫ですよ。」などと、優しい声で、いろいろシダックスのシステムを
説明してくれたわけであるが、
要するに、1時間450円で、一部屋を使えて、
フリータイムなんていう、安い金額で、長時間歌える制度もあるということであった。

このテの現実的なことは、毎日、頭が、ぐるんぐるんしている私は、全く、よくわからないから、
まあ、お金のことは、相手の言うなりであり、
一応、2時間約束で、355室に入ったわけである。

「カラオケ屋」なるものは、全く初めてであるから、
機械の使い方などは、説明してもらわないと、よくわからないわけであり、
歌を練習するなんていうことは、出来ないわけで、
そんでもって、お部屋で、従業員から、丁寧に器具の使い方を、説明してもらったわけである。

機械の操作は、苦手である。
器具の操作は、よくわからない。
だから、まあ、私は、適当に、従業員の説明に、相槌を打つしかないわけである。

パソコンで管理されているから、今のカラオケのシステムは、タッチパネルで、
曲を選曲することになっているらしい。

「ブルーハーツ」の歌を、練習したいんです・・・・と言って、
タッチパネルの、歌手名などに、「ぶる」と打ったけれども、
少しも、「ブルーハーツ」は、出て来なくって、そんでもって、
従業員に、だめですか・・・なんて言うと、
「ざ」を前にいれましょう・・・と、従業員が、「ブルーハーツ」の前に、
「ザ」を入れて、検索してくれたわけである。

そんでもって、やっと、「ブルーハーツ」の曲が選曲できる画面になって、
私としては、
「1000のバイオリン」が歌いたい、「情熱の薔薇」が歌いたいということで、
この2曲を、選択したわけであるが、
いざ、「情熱の薔薇」を、歌って、練習してみると、
なんか、難しいわけである。

そんでもって、「1000のバイオリン」の方に、練習曲を切り替えたら、
まあまあ、なんとか歌えたわけである。
「ヒマラヤほどの、消しゴムひとつ・・・」と歌は始まるわけである。
始まりが、かっこいいのだが、
よくよく考えたら、詩の意味は、私的には、全く良くわからないわけである。
なにを、言っているのだろうか?という、わけである。

しかし、「情熱の薔薇」は、詩がグッド、ぐっど。
なんか、涙が出てしまう詩である。
この曲を作った甲本は詩人だが、
「1000のバイオリン」を作った真島は、普通ダメ人ということであろうか。

何回も練習して、「1000のバイオリン」を歌うことが出来るように
なったが、カラオケの声って、本当に、自分の声であるのだろうかという疑問が
浮かんできた。
結構エコーばかりかかっていて、そんでもって、自分の声の量というのか、
本当の声量より、聞こえる自分の声が、なんか、うそ臭く感じるように出来ている。

カラオケで歌うのでなければ、私の歌なんどは、とても、「ヘタ」な
歌であるに、違いない。
当然。当然。

歌っていると、アットいう間に、2時間が経ってしまって、
フロントから、
「お客様、あと10分でお時間です」と、お声がかかった。

「カラオケ」という魔法、これは、ヤミツキになるだろうか?
と、思ったが、私的には、全くヤミツキにはならなかった。

なぜって、結局、「カラオケ」には、相手がいないわけである。
全く自分の世界で、自分の中で、自分が、くるくる回転しているようなもんである。
私は、このテの自慰世界は、全く苦手、嫌い。

だから、今度飲み会などがあり、2次会で、カラオケに流れたら、
弾丸のように、人前で、相手をくし刺しにするように、
「1000のバイオリン」を歌ってやるぞ、と、思っておる。

ちなみに、このカラオケ店では、わたくしめは、酒は飲みませんでした。

ハイ、ハイ、酒酔い運転はいけませんよね~。
絶対、してはいけないことです~。

な~んて、殊勝らしく言ってみるが、
まあ、ぐるんぐるん星人の頭は、この日だけは、特別の日のようでして、
「酒を飲むな」という指令が、どこからか、来ていたとしか、考えられない、
不思議な、カラオケ店初体験の一日でありました。