アメリカ
アメリカ人の性格は未知なるものに出会うことによって、
みずからを拡大しない。
むしろ、未知なるものはただちに恐脅、恐怖、絶滅の対象。
これら、不毛なワン・パターン娯楽映画に、今日も長い列ができる。
彼等が映画館に入りきったら、ガソリンをかけて焼いてしまおう。
上陸した清教徒たちが、原住民(インディアンという、
間違った名前で呼ばれている)に対して最初に行ったことはなにか。
答=殺した。
vulnerable、よく使われる形容詞で、良い意味を持つ。
英和辞典を引いてみよう・・・・・・傷つけられやすい、攻撃されやすい・・・・・・
これが、日本語の「感じやすい」とほぼ同じ意味を持つ。
きわめて単層的で原始的な人格概念。
感じることについての、もっと肯定的・積極的・複層的・宇宙全体包括的な
人格概念を示す一般的な形容詞はない(日本語にもない)。
要するに、(広い意味での)他者を感取する能力は、
はじめから欠落している。
日本語でも、「あの子は感じやすいタチだから」などと言った場合、
この”感じやすい”には、拡大的で積極的ニュアンスは全くない。
日本人、以外とアメリカ人に近いかも・・・・。
北米、中南米、あの広い大陸を、英語系およびスペイン語系白人が
おおいつくしている、ものすごい単調と退屈だ。
アメリカ人のメンタリティー、あるいはアメリカ的なメンタリティに対して、
はっきりと否定・否認が行われたのは、ロックの世界からだが、
不思議なことにまだ、他の分野に波及していない。
このメンタリティに、多くの黒人すらおかされていることへの警告も、
皮肉なことに白人ロック・ミュージシャン(デビッド・ボウイ)からなされた。
飛行機---、燃料が供給され続け、エンジンが正常に動き続けねば落ちる、
という、考えてみればおっそろしいシロモノである。
こんなものを考え出し、考えたばかりか生産し就航させている神経は
まともではない。
自然や宇宙の条件とよく調和し、うまくおり合った、
いわゆるソフト・テクノロジーの発想がないという点で、
白人は無神経は野蛮人である。
歴史のなりゆきは、まともでない神経に罰を下す。
これからは二十世紀にかけて毎年ますます、飛行機事故は増えるであろう。
ブルジョワ観光客をどっさり乗せた飛行機が、人里はなれたところに、
どんどん墜落するのは大いに結構だが。
私達が彼等をほろぼすことはできないだろう。
彼等が、彼等の愚直な志向性のなり行きの果てに、
勝手にほろんでくれるだろう。
「ロックからの散弾銃」より。
アメリカ人の性格は未知なるものに出会うことによって、
みずからを拡大しない。
むしろ、未知なるものはただちに恐脅、恐怖、絶滅の対象。
これら、不毛なワン・パターン娯楽映画に、今日も長い列ができる。
彼等が映画館に入りきったら、ガソリンをかけて焼いてしまおう。
上陸した清教徒たちが、原住民(インディアンという、
間違った名前で呼ばれている)に対して最初に行ったことはなにか。
答=殺した。
vulnerable、よく使われる形容詞で、良い意味を持つ。
英和辞典を引いてみよう・・・・・・傷つけられやすい、攻撃されやすい・・・・・・
これが、日本語の「感じやすい」とほぼ同じ意味を持つ。
きわめて単層的で原始的な人格概念。
感じることについての、もっと肯定的・積極的・複層的・宇宙全体包括的な
人格概念を示す一般的な形容詞はない(日本語にもない)。
要するに、(広い意味での)他者を感取する能力は、
はじめから欠落している。
日本語でも、「あの子は感じやすいタチだから」などと言った場合、
この”感じやすい”には、拡大的で積極的ニュアンスは全くない。
日本人、以外とアメリカ人に近いかも・・・・。
北米、中南米、あの広い大陸を、英語系およびスペイン語系白人が
おおいつくしている、ものすごい単調と退屈だ。
アメリカ人のメンタリティー、あるいはアメリカ的なメンタリティに対して、
はっきりと否定・否認が行われたのは、ロックの世界からだが、
不思議なことにまだ、他の分野に波及していない。
このメンタリティに、多くの黒人すらおかされていることへの警告も、
皮肉なことに白人ロック・ミュージシャン(デビッド・ボウイ)からなされた。
飛行機---、燃料が供給され続け、エンジンが正常に動き続けねば落ちる、
という、考えてみればおっそろしいシロモノである。
こんなものを考え出し、考えたばかりか生産し就航させている神経は
まともではない。
自然や宇宙の条件とよく調和し、うまくおり合った、
いわゆるソフト・テクノロジーの発想がないという点で、
白人は無神経は野蛮人である。
歴史のなりゆきは、まともでない神経に罰を下す。
これからは二十世紀にかけて毎年ますます、飛行機事故は増えるであろう。
ブルジョワ観光客をどっさり乗せた飛行機が、人里はなれたところに、
どんどん墜落するのは大いに結構だが。
私達が彼等をほろぼすことはできないだろう。
彼等が、彼等の愚直な志向性のなり行きの果てに、
勝手にほろんでくれるだろう。
「ロックからの散弾銃」より。