タラら々日記 漢方の薬眞堂

何故か学生時代のあだ名はタラ。
薬剤師として、国際中医専門員として日々の暮らしの中での事を書いています。

弁証論治(症状を捉える)

2015-10-19 | 最近の話題

昨日は午前10時から夕方5時までみっちり高橋楊子先生の講義でした。

もう数年お世話になっています。

 中央が高橋楊子先生

 

午前は古典(黄帝内経)・午後は望診の中の舌診について実践をまじえての講義でした。

 黄帝内経の講義の様子

 

弁証論治とは病気や身体の状態を中医学的に捉える方法で、中医基礎理論・中医診断学・方剤学などすべて必要です。

特に診断学は四診(望診・問診・聞診・切診)によって判断していく方法ですから重要です。

高橋先生は診断学が専門で 分析力に長けていらっしゃいます。

中医臨床という中医学の季刊誌に弁証論治トレーニングの出題、回答へのコメントをかかれています。

私も回答を投稿しています。

 中医臨床 弁証論治トレーニング

 

本もだされています。本も勉強になります。

 

皆様に差し上げている中学読本も高橋先生がかかれています。

 

皆様の元気生活にお役立て頂けるように差し上げていますので、ご利用下さい。

この日の講義の内容はホームページの勉強会のお話にのせますのでしばらくお待ち下さい。


神代植物公園

2015-10-15 | 最近の話題

12日は三鷹の深大寺にある神代植物公園に狭山保健所管内 狭山・入間薬業協議会でいってきました。

長い名前ですが医薬品の販売に従事する人(つまり薬局など薬屋さん)の集まりです。

まず植物会館にはいると色々などんぐりの標本がありました。

狭山の中央公園でもこのところどんぐりがいっぱいです。

上からボトッと音をたてて落ちてきます。

多分当たったら痛いと思います。

盆栽や野草などが沢山展示していますが、小さい中に世界があっておもしろいです。

これはちょっとした庭にみえますが、手のひらを2つ分くらいの大きさです。

石が鉢になっていてかわいいです。

この真ん中の植物の花をよく見ると                    こんなです。

  

このピンクの花は                            こんなです。                

                    

薬用植物もあります。桔梗は痰の切れをよくしたり、排膿にも使います。また薬力を上に引っ張る働きがあると言われています。ワグラスDや桔梗石膏エキス散、上にある心に持っていく為に天王補心丹にも使われています。

                                        

棗も紅い実をつけていました。補脾和胃と養営安神の働きがあります。

胃腸に良く、営血を補う働きがある緩和な生薬なので、風邪薬の葛根湯・桂枝湯などの風邪の漢方薬に使われています。

    

えびすぐさも花をさかせていました。鞘の中に実がついています。

これが決明子という漢方薬になります。

軽い通便作用があり、目によい生薬です。近年は高脂血しょうにも良いと言われています。

ほうじハブ茶は決明子を焙じてお茶にしたものですから、血圧や高脂血しょうが気になる方は健康茶として飲まれると良いです。

  

さくらも咲いていました。

花びらが幾重にも重なっている横浜緋桜と            十月桜です。かわいい!!                              

               

これはユリノキです。植物の事を色々ガイドしてくださる方がいて葉に字が書ける事を教て下さいました。

昔はお寺にはこの木が必ず植えてあってこの葉にお経を書いて覚ええたそうです。またこれをハガキにしたりしたそうです。

葉をてにとって見るともうすでに色々書かれていました。

最後にバラ園のバラをお楽しみください。

  

    


手向山八幡宮

2015-10-02 | 最近の話題

翌日は奈良を歩いてきました。

朝8時30分JR奈良駅出⇒猿沢の池 ⇒東大寺山門をくぐり東大寺の大仏様を拝んで

       

東大寺の鎮守の手向山八幡神社へ

「このたびはーーー」

「はいっ!」

妹の手が勢いよくカルタの上に!

百人一首のこの歌は妹のおはこです。

だいたい皆おはこがあってそれをとられまいと必死です。

手向山八幡神社がその歌の手向山とはしりませんでした。

 見上げるとかえでの木が沢山で 紅葉の時期はもみじがうつくしくいだろうなと想像できます。

 

神楽などをする舞台みたいです。

あった!歌碑がありました。

此のたびはぬさもとりあえず手向山 紅葉のにしき神のまにまに

官公と書いてあるのは菅原道真の事だそうです。

宇多上皇の行幸にさいして 神様にささげる幣がないので かわりに紅葉をたてまつる 神様のみこころのままにどうぞ

・・・というような感じだそうです。

二月堂の回廊を通り  土塀の道に昔を感じながら歩き    この稲は奉納する為かなとか

                    

時代劇みたいでしょとか言い   正倉院おやすみだってとがっかりして脇を通り

            

やっと戒壇院の四天王にあえました。やっぱり広目天素敵でした。

           

お庭も真直ぐに整えられていて 精錬潔白な感じで 戒壇院にふさわしいお庭だと感じました。

出かける前に腰の筋肉と筋を痛めていたので 疎経活血湯 地竜 芍薬甘草湯(少量) 婦宝当帰膠(多め)を服用していましたが、よく歩けてよかったです。

かえって筋肉が少しほぐれたようです。

お昼のビールと天ぷらうどんが美味しかった