年だと感じるのはどんな時でしょう?
「わかいわねえ~」
「という君も20才じゃないか。わしは8000才さ。カメは万年というだろ」
若い人が年だなーと言う時は考え方や感じ方を指す事が多いようです。
「ついていけな~い!」
中高年になってくると身体がついていかないとか、記憶力など頭の働きにもを年を感じます。
歯や歯茎が丈夫で足腰がシャンとしている人はいかにも若々しいです。
わたしはあと数日で54才ですが、膝にきてしまって、これからは自分で身体を維持する努力をしていかなくてはいけない事を痛感したところです。
漢方で筋は肝・骨は腎と関係しています。
2008-04-16
肝腎の不足を補い・血脈を通じさせておく事は老化防止になります。
もちろん、バランスの良い食事と適度な運動は重用です。
筋力を維持し、関節や筋を柔軟にしておく事です。
華佗も運動の重要性をこう言っています。
「人体には運動が必要だ。しかし過度であってはならない。いつも動きまわっていれば、五穀精微の気(消化吸収された穀物中の栄養分)は血脉を流れ通じる」
「絶えず動かしている扉の軸は錆びないのと同じで人もいろいろな動きをする事が大切」とといています。
つまり、週1回スイミングにいってますとか週2回ジムにいってますとかでなく、毎日の生活の中に運動をとりいれていく事が大切なようです。
私し自身、分かっていても座ったらついつい根が生えてしまいますが・・・
2008-04-17
最近 物忘れが・・・・
記憶力が・・・
脳は『髄の海』といわれます。
髄を生む力は腎にあります。
『腎は骨を主り、髄を生じ、髄海に通じる』
腎は脳を滋養する力という事ができます。
もう一つ重要な事は血脈です。
血液が運ばれなければ酸素も栄養も運ばれず、老廃物も処理できません。
脳も新陳代謝が必要です。
以前こんな実験結果がでています。
学習記憶障害を含む老化現象がすべて観測されるマウスに、活血化オ薬+補腎薬を与えたところ、3~4週間後症状が改善したというものです。
私は国際中医専門員の試験勉強の時に香ロゼアというハーブティーをよく飲んで人にすすめたりしました。
これを飲むと記憶の引き出しが開けやすくなる感じがします。
これはチベットでとれる紅景天と同じ植物です。
紅景天は延年益寿(寿命を延ばす)の奇薬と考えられ、皇帝への献上品だったのだそうです。
中医学的には
扶正固本・・・正気をやしなって身体の根本の部分(腎)をしっかりさせる
理気養血・・・気を巡らし血を養う
健脳益智・・・脳を健やかにして智力を益す
滋補強身・・・身体を滋養して丈夫にする。
となっています。(中医臨床 通巻84号より)
根の部分なのにバラの花の香りで、紅茶に入れるとローズティーのようです。
香ロゼアはおいしく飲めて老化防止のすぐれものです。
2008-04-22
「近頃、きちんと体操してます」
「横になって足の上げ下ろしが股関節の運動になるのでいいですよ。女性は股関節が弱いから」
・・・とお客様に教わりました。
これがすごくきついんです。
上向きになって下につかないようにして片足を上下するのは15回ずつ3回出来るようになりましたが、これは15回しないうちに足が重くなってしまいます。
15回づつ3回、軽くできるようになるまで
若い頃はさほど運動しなくても、身体に柔軟性があったのに・・・
これもまた、物質面の不足と血脈の不足が原因しています。
どうしても、年を重ねていくとオケツが生じやすくなります。
特に微小循環の流れが悪くなりやすくなります。
血脈の身体の各細胞に酸素や栄養を運び、老廃物をもって帰るという作業がスムースでないと養われにくい状態になります。
筋肉や関節もそうです。
活血化おする事は老化防止に重用です。
2008-04-23
なんでも食べれるのは身体が元気な印です。
テレビに出てくる元気な百才の人達をみると、ビックリするほどよく食べます。
食事は気血を作る源、脾は後天的に腎精を補充します。
ここがストップしてしまっては臓腑は養われないので弱る一方です。
ですから、胃腸の働きを良くしておく事は老化防止の条件です。
ところが働きが過度になって暴飲暴食したり、あるいは偏食したりは痰湿やお血を体内の留めてしまいます。
そうなったら血脈は通じずせっかくの栄養も運ばれなければ滋養できません。
2008-04-26
あっつ!ここにもしわが!
フー しみが増えたわ。
たるんできた!
女性にとっては気になる所です。
これもまた血脈の衰えと充足しなくなったせいです。
婦宝当帰膠のような養血の働きがある漢方と活血化おの働きのある漢方を服用していくと違ってきます。
たるみに対しては引き上げるたり、引き締めたりする力は気の働きです。
ハーブではサージ油がカサカサのお肌を滑らかにします。
紅沙棘がサージ油のカプセルです。
お肌ばかりでなく、身体の中の粘膜も滋潤するようで、鼻の中のカサカサして刺激に弱い人や胃粘膜の弱っている人も飲むといいです。
サージはチベットの清流沿いに自生しているそうです。