kazzdokkのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事

鬼平料理 池波

2014年02月25日 | Weblog

聖地新橋に以前から気になっていた小料理屋がある。
その名も「鬼平料理 池波」
web
で下調べすると、鬼平好き、池波正太郎好きの女将がやっている、こじんまりした小料理屋のようである。

朝の通勤前、webに掲載された地図を頼りに場所を突き止めようとしたが、どうにも看板が見当たらない。
更に探りを進めていくと赤い郵便箱に「池波」と小さく書かれていたので、店の所在が明らかになった。

仕事を終え、池波へと出向いていく。
朝は片してあったのだろう、池波としっかり書かれた看板と提灯を見て、鬼平好きの爺は様々な想像を巡らせる。
どんな感じの女将が居て、どんな作りのお店なのだろうか。



ドアを開けると、L字型のカウンターに席が7つほどの小さいお店で、人柄の良さそうな女将が出迎えてくれた。
7時、客は爺しかいない。
菊正宗の燗酒を頼むと鬼平と書かれた猪口を差し出された。鬼平好きの人たちが特注で拵えた非売品だという。
付け出しは薩摩揚げをさっと煮たものと、シジミの味噌汁。
酒がしみじみ旨い。





店内を見渡せば壁面いっぱいに池波正太郎の著書が並び、天井近くに設置されたTVには当然のことながら「鬼平犯科帳」が映し出されている。



鬼平のこと、池波正太郎のこと、他の時代小説の話等を伺いながら、燗酒をゆるりとやっていると、あっという間に3時間が経過していた。
さて、今日はこの辺で。
明日、上司と再び現れ、軍鶏鍋を注文するかもしれないと伝えると、小説のレシピどおりに作るには新鮮な軍鶏を仕入れなければならないので、事前予約が必要とのこと。

居心地の良い「池波」
次回は休日の前日に軍鶏鍋を予約し、着流し姿で出張ってくることにしよう。

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