私は、路面電車の走る街が好きです。スローな交通手段が、愛され、生活の中に溶け込む。ウェットな街の雰囲気が好きです。
車内で。平日の午後、下校する小学生がたくさん乗ってきた。「ねぇこの川の名前は?」と聞くと、ちょっとはにかみ笑いで「う~ん、知らない」と返事が返ってきた。
遅い夏休み、岡山の街に立ち寄ました。じつに48年ぶりです。ビールの時間(笑)までずいぶんあるので、短い時間ですが、路面電車に乗って街歩きしました。運賃は片道遠くても140円、駅周辺は100円、Suicaなど交通系カードが使えます。
岡山の街を走るのは、「岡山電気軌道」通称「おかでん」。営業距離こそ短いですが、由緒ある地方鉄道で、最近では、チャギントン電車で話題の路線です。個人的には旧日光軌道の東武100形などノスタルジックな車両がいいなと思います。
終点の東山の車庫で、チャギントン電車がいた。
チャギントン電車は連休に向けて、車庫でお手入れ中であった。しかし、良くできている。さすが水戸岡 鋭治作である。キョロとした目が可愛いけど、走行中は外しちゃうんですよね。右は東武100形。
タマ電車が走っていた。おか電は、タマ駅長で有名な和歌山電鐵の親会社です。車内は「わかやま応援館」という札が掛かっていて、タマ駅長のキャラでいっぱい。なかなかコミカルで楽しいです。
タマ電車(元秋田市電200形) 最新のLRT9200形以外は、「石津式」という独自のパンタグラフを装備している。空気圧やバネの力ではなく下部に組み込まれた錘の重力で架線に追従させるもので、高速走行での追従性に難があるが、構造が単純であるため保守しやすい特徴があるとのこと。
アルバムを作りました⇒ 「路面電車の走る街-おか電2019」(NIKON IMAGE SPACEへ)