遂にNikonからミラーレスカメラが登場しました。
2年前に書いた戯言記事 (”APS-Cコンパクトなんかあり?-2009年10月3日)が全部現実に・・・。各社でEVF(電子ビューファインダー)が用意されコンデジ撮りをしないで済むようになりました。マイクロフォーサーズは、AFも早くなりました。高感度性能も上がりました。APS-CコンパクトはソニーからNEXシリーズが出て、最新モデルはすごい進化です。さらに昨年の戯言記事(”Olympus E-PL1を買いました”-2010年5月5日)で噂しました「撮像素子にAFセンサーを埋め込む新発想」がNikon1で実現しております。私のマイクロフォーサーズ E-PL1はたった1年半で古いカメラになってしまいました。画質も、ノイズも、オートフォーカスの早さもみんな大改善です。わかっちゃいるけど、悔しいですねぇ。
さて、「Nikon 1」はどうでしょう。まだ触ったことがないのでカタログ意見です。今月のカメラ誌にいろいろでるでしょうが。
一言で言って、新しい写真の撮り方の提案でしょうか。「モーション スナップショット」、「スマート フォトセレクト」なる撮影方法が新しいですね。スチールと動画の融合がさらに進められたという感じです。「貴方は『直感サバンナ』でシャッターを押すだけ・・・」(笑)。そのための技術として、世界初となる「撮像面位相差AF(噂の技術ですね)」と、エレクトロニックシャッターのメカシャッターとの併用が使われています。
レンズにはまったく新しいNikon 1マウントが設定され、新しいレンズ群が提供されています。撮像素子はぐっと小ぶりで、35mm判換算で2.7倍(10mmは35mm判の27mmの画角に相当)の新しいCXフォーマット。これはAPS-C(DXフォーマット)の1.5倍、フォーサーズの2倍からしても小さいですね。コンパクトさを重視したのでしょうか。それとも、これから拡大もあるのでしょうか。Nikonの考えを聞きたいですね。Fマウントが使えますといっても、AF-S DX Nikkorが現実的でしょうね。今後の広角レンズのラインアップが気になります。また、画素数を1000万水準に留めたのは良いと思います。このカメラの使い方はとにかく「直感サバンナ」でしょうから。(爆)
結論として、このカメラはFマウントニコンとは別に考えた方が良いですね。この新しい撮り方の提案は私にも魅力です。Raw現像などワークフローが同じなのも魅力です。しかし、今はマイクロ フォーサーズを使用しておりますので、こちらでレンズ遊びをもう少ししようかなと思っています。古いレンズで遊ぶならAPS-CのソニーNEXでしょうが。マイクロ フォーサーズはますます良くなり、ペンタックスからも極小フォーマットのミラーレス機が発売され、再びカメラも面白くなってきました。いよいよ大御所Canonも出てくるでしょう。進歩の足が速いデジタルですから、どの辺で何を購入し、どのように、どれくらい使用するか、ユーザーの選択眼も問われるようになってきたのでは、と思います。交換レンズをあれこれ買って、コンデジみたいにあっさり買い換えるとは行きませんからね。