ぬかが和子の想い

区議会議員ぬかがかずこ(額賀和子)の日々の活動や出来事、感じたことを綴るページ

埼玉県立環境科学国際センター 生態園(ビオトープ)編

2014年11月01日 | 日記
31日、埼玉県加須市にある「県立環境科学国際センター」に環境審議会委員として参加しました。
朝9時半から環境審議会、10時から財産価格審議会、そして12時から5時半過ぎまでこの見学会…その後も夜半まで会議と、移動時間も走って移動するような日程でした。

敷地内に入ると、秋の空気と紅葉が始まっていました



入口の案内表示



まずは研修室でセンターの概要説明です

  
環境科学研究機能施設は、全国でも限られていて、埼玉県のこの施設は、東京都と匹敵する規模の施設だそうです。
環境学習・国際貢献・試験研究・情報発信の4つの機能を持っています

説明を受けた後、早速学芸員さんと外の生態園(ビオトープ)へ


ビオトープの語源はギリシャ語で、「生命」を意味する「bio」と「場所」を意味する「topos」を組み合わせた合成語。ドイツの生物学者ヘッケルが「生き物のすむ空間」を「biotop」と呼び、その重要性を提唱したことが始まりとされるそうです。要は生き物(Bio)がありのままに生息する場所(Top)という意味です。区内では桑袋小学校跡にあります。

センターの生態園(ビオトープ)では、2haの広大な土地に、昭和30年代以前の埼玉県東部の里地・里山的環境を復元したもので、ありのままに生物が生息しています。
ですから、歩いていくと、カエルやバッタがぴょんぴょんと跳ねていました。カエルは冬眠直前だそうです。


この石ころが転がっているような場所。
これも意味があるそうです。
石の隙間が好きな生物の生息場所。つまり蛇やトカゲの場所!

歩いていくとあずまやがあり、そこには

篠竹(しのだけ)が束ねてあり、竹の穴が埋まっているのはドロバチが埋めたそうです。篠竹は、しの笛に使われる笹の一種。
「なつかしい」という声がありましたが、比較的?若い私は別の印象でした。


常緑樹で覆われた屋敷林を再現した地帯。
「足立の垳川にも同じものが」の声も。

高木は、スダジイやシラカシ。


これはスダジイの実で
「あくがなく食べられるんですよ」の声に、
みんなで拾って生のまま食べました。食べられました!
他にもマテバシイの実も食べられるものだそうです。

今回、「どんぐり」と呼んでいたものが、それぞれ何の実なのかも教えてもらいました。
全体として、肌で日本の生態系を感じること、学ぶことができました。

 
水辺にはハンノキ。
ハンノキは水に強いので、かつて水田の脇には多くあったそうです。
農作業の機械化に伴い、伐採されていったそうです。


脱皮した青大将のぬけがら。
2mにも及ぶものでした。
青大将だからと、青黒いのではなく、いわゆる立派な「蛇皮」、蛇の目になっていました。
生まれて初めて触り、心の中で悲鳴をあげていました。


スズメバチの巣
これもたぶんしっかり触ったのは初めてのことでした。
巣の外の部分は、生態園にある樹木の皮。働き蜂がせっせと働き樹木を「がりがり」と剥がして、巣を作ったことがよくわかりました。
「きれいな模様になるのね」の声も。


施設のところに穴が。
これはタヌキの巣穴で、出入りしているそうです。
繁殖期には、5匹の子タヌキがでてきたこともあったそうです。

長くなったので、次は次回にまわします。

今日から3日間は、赤旗まつりです。
心配されていた天候も何とか持ちそうで何よりです。
今から身支度をして出発です!

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