参議院選後、4日過ぎたが、各紙に、参政党の動きが取り上げられてきている。
週刊誌の広告を見ても、かなり過激は表現もある。
投票率が上がり、若者達の投票が増えたことを評価している記事もあるが、参政党の躍進に危惧を感じる向きも多く書かれている。
今日、女性仲間の語る場があり、やはり、選挙結果の今後についてどうなるか不安を皆感じていた。これからの日本は何処へ??
もう一つ、今日の新聞記事で、森永ヒ素ミルク事件70年後の状況が書かれていた。70才を越えてもなお、後遺症に悩まされながら
活動をされている。つい忘れ去られてしまいそうな大事件の歳月、岡山でのヒ素ミルク被害児が多く、当時実習生だった私も、被害児を
目の当たりに見たことを思い出した。当時の医学の判断では、ヒ素が脳に影響を及ぼさないと言われ、後遺症は考えていなかった。
ところが、大阪大学丸山教授を始め、大阪の養護教諭や保健師の活動から被害児の現状が掘り起こされ、13年目公衆衛生学会で報告。
私たちも、実態調査に取り組んだ。森永ヒ素対策が取り上げられ、救済のための「ひかり協会」設立、現在も活動は続いている。
忘れてはならない食品公害の最大の事件だ。現在の若き保健師達にどう伝えられているかと、ふっと考えさせられた。