昔の仲間OさんOmさんの3人で廣栄堂藤原店で昼食を楽しんだ後、「玄朴と長英」の舞台を鑑賞。
嵐圭史舞台生活70年記念、全国縦断感謝公演だ。嵐圭史の舞台を拝見するのは久しぶりで、とても楽しみにしていた。
私が鮮明に覚えているのが、「五重塔」や「怒る富士」だ。鳥肌が立つほど感銘を受けた。
前進座を後輩たちに託し,新たな挑戦に取り組む嵐圭史の「玄朴と長英」
幕末の激動の時代、シーボルトを師とする鳴滝塾で学び合った二人の医師。
御典医として生きる玄朴と幕府の対外政策を批反して投獄され脱獄した長英、対照的に生きる二人の緊迫感あふれる生き様、
お互いに激しく反発し合いながら、心の底でお互いを認め合っていた二人の丁々発止の激論に引き込まれる舞台。そのエネルギーに感動した。
その「玄朴」を演じるのが、日本オペラ界のレジェンド池田直樹とは。
「歌の花束をあなたへ」日本の名曲を歌った。素晴らしいバリトンで明治・大正・昭和・平成の代表的は曲を聴かせてくれた。
滝廉太郎の「荒城の月」は圧巻だった。
「口上」は、前進座の代表的女優の妻倉和子、先日の市民劇場「マクベス」の妃を演じ記憶に新しい女優さんの口上、素晴らしかった。
生の舞台の感動を満喫した。
圭史企画第二弾は、瀬戸内寂聴原作の「世阿弥」だ。来年11月、東京国立劇場上演決定。是非行ってみたい!