救援会西支部総会後、「神戸質店殺人事件」の再審請求をするまでの活動を、支援する会の世話人 釘宮正二さん夫妻から聞いた。
この事件は 2005年10月18日の夕方神戸市内の質店で、店主が東部を滅多打ちされ殺害された。捜査が行き詰まっていたとき、
たまたまスピード違反で採取された緒方さんの指紋が、現場で見つかった指紋の一つと一致したため、犯人として逮捕。
彼は一貫して否認。確たる証拠もなく、指紋も、殺見つからず見つからず、関係ないところに付いていたものだ。
一審で無罪無罪の判決だったが、検察控訴で、二審では、逆転有罪で「無期懲役」を言い渡した。O刑務所に服役中。
事件発生から20年、再審請求にこぎ着けるまでの新たな証拠が見つからず、垂水救援等等の、地道な活動で再審請求出来るまでに。
収監されている彼はなにも出来ず、頑張って来た父親は他界、母も施設での生活に。救援会が頑張って居られる。
袴田事件の58年に及ぶ裁判で、やっと無罪を勝ち取ったばかり、未だ10日までは検察の控訴があるかも?
そんな状況の中、全国にえん罪の戦いをしている事件は沢山ある。
司法のあり方を変えていかなければならないと痛切に思ったことだ。