木陰が欲しい

途中までは前日と同じ道を
「じゃー、今日は右側の方て行ってみっか」
「それにしてもこんなに暑いんじゃ歩くのも嫌になってくる」
「歩いたばっかりにそんなこと言わないで欲しいよな～、誰だって暑いんだから」


　　　ワン　　ワン　　ワン
と、農道に犬が飛んできて吼えてきました
私一人だったら逃げてしまいそうな大きな犬
「またかよ～～、ダメだなこの家の飼い主は、この前は通行人を噛んで怪我させたと聞いている」
「放し飼いかよ、飼い主のじいちゃん平気でいるけど～～悪いと思っていねえんだろう」
「ああいう人に限って、家のは何もしなければ、大丈夫だからとか言ってるんがから始末が悪い」
「まだ吼えていやがる～～」



暑いから木陰を探して休むべ～～


「神社で３０分も休んでいちゃ散歩のなんめえ～～、行くべ～」

　　　　　　




「お～～～い　一休みだとよ～～」
「またかよ～～、オレ先に行ってるから～～」





「お～～～こえ」
「そんなにこわがっていちゃ散歩にもなんめえ」
「しょうがねえー、こわいんだから」
「ジャー明日は休みか？」
「休むかよー」
「俺は明日休むは」
「なんだよ～、ジャー皆も休むようにすっか？」
「お～～～こえ」


「じゃ明日は休みな～」
「明日はどうせ雨だっぺ～～」


ジャ～と、仲間と別れて遊歩道に出て
「今度の仲間はお前さんか！！！！お前もノロノロ歩いて自転車に轢かれるんじゃないよ～～」