日々是好日記

仙台市のお隣富谷市在住「草香」のありさまです。

気仙沼に行って来ました。

2013年10月31日 | 小さな旅日記
はい、ご覧の通り「リアスアーク美術館」です。
車で行ったのですが…愛車は車検に出てまして…
今回の旅の相棒は代車のダイハツ「ミラ」と相成りました。
このへんに関しては次回…。

自前のポータブルカーナビを装着して出発。
最短ルートで設定したのですが、
場合によってバイパスを通ったほうが(距離が伸びても)到着時間が短くなることもあるので、
100%その通りではなく、適時ルートを変えつつ走行。
自宅からおよそ3時間程で無事到着しました。

面白い造形の建物を眺めつつエントランスへ…この日は入場無料でした。
遠慮無く見させて頂きました。
エントランスと同じフロアには、三人の画家さんの絵画作品と、
地元愛好家らしき方々の写真展のエリア。それから常設展エリア。
1フロア下の階では、学芸員さんが撮影した震災後の気仙沼の様子とコメント。


初めにエントランス入ってすぐ右のエリアに入り、つらつらと絵画を眺めていると…
…すんなりと心に入ってきた絵がありました。
どうやら同じ丘の上から同じアングルで描いた油絵の風景画ですが、
季節が違っていてそれぞれに違いがありました。
中でも目を引いたのは雪景色でした。
たおやかに曲がりつつ流れる、中洲を伴った川を中心に広がる田園。
どこからの眺めかは分かりませんが、その場の空気感が捉えられているように感じました。
(私は絵を見る目がある人だと自分では思っていません。あくまで素人ですが…)
ほ~~っと思いつつ、ついつい長めに眺めていると…、
記帳台の所にいたおじさんが話しかけてくれました。
色々とお話をお伺いしていると…その絵を書いた画家さんご本人だそうで…。
私の率直な感想を皮切りに、少し話が進みました。折角なので記帳してみました。
大原宏さんという画家さんでした。
油絵っていうと、絵の具こってりっていうイメージがあるのですが、
この方の絵はその辺があっさりしていて自然です。

続いて常設展。
気仙沼ですから、漁具や漁の方法が分かりやすく且つ詳しく解説されていました。
特にイカ釣りに使う「イカヅノ」なんて、造形的には現代の品とほとんど変わりません。
先人の知恵の凄さを感じました。

最後に地下のフロアでは…
311の津波後の気仙沼市内の写真が…
…正直目を背けたいけど…でも…見ました。
見始めると、見ているこちらもとても辛くなります。
想像を絶する様相。胸が痛むどころの話ではない。
学芸員さんたちのコメントも全部読みました。
フロアを出るとき、気持ちは百倍重くなり、
脱力感でいっぱいになり、階段の1つ1つを登るのがやっとでした。

展望台からの眺めで一息ついた後、
復興市場で少し遅目の昼食を…と思って行ってみたのですが…。
どうやらタイミングが悪かったらしく、どのお店も「支度中」。

ま、胸がいっぱいだったんで、あまり食欲もなかったけど…。

後は淡々と…車検を頼んだ店まで走行。
無事車検が済んだ愛車で帰宅しました。ふう~っ。

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