いや～！地元っていいっすよね～なお客様

深夜。仙台市役所近辺で、泉方面へお帰りのお客様をお待ちしていると…

空が白みかける時間に、当社地元方面のお客様に御乗車頂きました。
このお客様、のっけから「地元っていいよね～」からお話が始まりました。
どうやら学生時代からその地区にお住いの方らしく(私と同じですね)、
しきりと近所の方々の人柄や雰囲気の良さを話題にしていらっしゃいました。

こちらの地区は、閑静な住宅街ではあるのですが、都会的な所ではなく、適度に田舎な所です。
そのせいか、仙台に転勤して来た方が、たまたまこちらにお住いになり、
そのまま居付いてしまうことがあるようです。
夜には蛙の声を耳にしながら眠り、朝は小鳥達のさえずりで目覚める…
そんな(昔の日本にとっては当り前の)状況がまだ残っている所なのです。

そんな環境に包まれて生活しているせいか、
そこに住む人々も割と人柄が良く、適度にのんびりしているようです。
(少なくとも仙台市内のようなあわただしさは感じられません)

件のお客様は休日の朝に、車で１５分程で到着できるとある山の登山口から、
１時間程かけて山頂まで登る事があるそうです。
新鮮な空気と朝の光、杜のざわめき…お金では買えない価値がここにはあります。

で、私から提案。
地元から車で30分ほどの所にある、大衡村の最高峰の山への登山道です。
「達居森」(たっこもり と読みます)という所です。
山頂からの眺めは、国道４号線からの七つ森の眺めを「表」とするなら、
「裏」にあたる眺めで、標高が高くないとはいえ、さすが大衡村の(可愛らしい)最高峰だけあるといえます。

お客様、「んで、こんど行ってみっかな」などといっている内に目的地に到着。
丁度の料金を頂きました。
「地元のタクシーだと、行き先を詳しく伝える必要がないから(地理的な話が通じるから)、
見つけると安心するんだよね～」とおっしゃって頂きました。
こちらこそ、いつもありがとうございます。
皆様のお蔭です。