風がめくった 一枚のページ

野草、花、自然などの情報を、北海道から発信します。

オトギリソウ(弟切草)

2008年07月31日 15時49分56秒 | Weblog
 十勝の夏が暑い日が来ないうちに終っちゃいそうです。

我が家の庭に、何処からか種がやって来たのか、物干し台の下に「オトギリソウ」が咲くようになりました。

オトギリソウ属オトギリソウ科のオトギリソウ(弟切草)です。
学名がヒペリカム...で始まるので、あのヒペリカムとよく似たお花だと納得します。

名前ですが、遠く平安時代に、この草を主原料とする薬を「鷹」の傷薬に使っていたようです。
その薬の作り方を、不用意に他人に漏らしたことに激怒した兄が、
自分の弟を切り殺してしまったと言う忌まわしい物語が伝えられています。
そのことが名前の由来のようですが、なんとも物騒な名前で「弟切草」と書き表します。

我が家のこの花は、...ひとつも大切にも扱わないのに義理堅く、おとなしく咲いているので
「大人義理草」でしょうかね(*'-'*)エヘヘ

ガクアジサイ

2008年07月30日 15時37分28秒 | Weblog
暑いです...と言いたいところですが、気温は24度くらいかな
爽やかな初夏ってところでしょうか。優しく風が吹き渡っています。

紫陽花は詳しくありません。もっと野生種で「エゾアジサイ」と言うのもありますが
これは...多分...「ガクアジサイ」かな??
職場のご近所で咲いているものですが、私のお気に入りの紫陽花です。

トウテイラン (洞庭藍)

2008年07月27日 09時13分54秒 | Weblog
 帯広の夏、まるで本州の梅雨を思わせる霧雨~豪雨....憂鬱な日々でした。
本州の梅雨との大きな違い、それは気温です。毎日寒くてストーブが活躍する場面まで有りました。
この2~3日気温が上がりようやく夏本番を感じさせる空が戻ってきました。

しかし南北に細長い日本、冷涼な夏を憂いている北国の私ですが
一方では猛暑、酷暑で毎日を暑さから逃れるため身も細る思いで耐えている方々の地方もあります。
そんな天然サウナ状態の地方の皆様に『暑中お見舞い申し上げます』

さてこのお花、ご近所での何時もの盗撮で撮影したものでしたが、名前が判らずに悩んでおりました。
そんな折、茨城のクニさんから「ルリトラノオ」に似ているとの情報を頂きました。
そのことを手がかりに、暗中模索状態から一筋の光明を得た思いで探しました。
もしかしてまだ間違いかとも思いますが、ここに掲載しますね。

ゴマノハグサ科 ルリトラノオ属 トウテイラン(洞庭藍)高さ40~50Cmの多年草で
青紫色の花がルリ色をした中国の洞庭湖(トウテイコ)の湖水の色を連想させることから名づけられたようです。
ランとは表記してもラン(蘭)とは無関係。ランは(藍)と書いてランです。
ルリ色、藍色の湖水に似ているための表記のようです。
葉は白く粉をかけたような粉白色の美しい葉です。

日本固有種で近畿地方から中国地方の海岸沿いに成育しているのですが
綺麗な花と数が少ないことが災いして、乱獲などで現在絶滅危惧種になっているようです。

クニさんのご指摘、ルリトラノオは同じ属なので似ているのも頷けます。
貴重な情報をお寄せ頂きご尽力頂いた茨城のクニさん( *^-^)ありがとう...感謝!




オオバコの花

2008年07月25日 00時07分29秒 | Weblog

雨が止んで曇りでしたが午後にはお日様が少し見えました。
猛暑の地方にお住まいの方には、申し訳ないくらい涼しすぎの日々でしたが
ようやく今日の気温が28度( *^-^)ウレシイ...ピョンです。

何処にでも生えている路傍の雑草オオバコ科オオバコ属『オオバコ』です。
葉が広くて大き居のが名前の由来とか...
民間伝承の血止め薬として、漢方でも咳止め等にも使われていたようです。
我が家では止血剤として揉んで柔らかくしたオオバコの葉を使っていたようで
私も子供の頃に、効果の程はともかくお世話になった記憶があります。

オオバコのは知っていても、それをしげしげと見た方は少ないのではないでしょうか
人間の生活圏の拡大と、オオバコの勢力拡大には密接な関係があるようです。
オオバコの種は粘り気が有り、その種が馬車や人間の足に付着して運ばれたようで
人の行動する道路沿いに増えていっているようで、路傍沿いに特に多く見かける草なのです。

バッタの幼虫

2008年07月19日 16時54分02秒 | Weblog

数日前の撮影。オカトラノオの花の上にいるバッタの幼虫ですが、キリギリスかエゾツユムシの子供のような気がします。

皆様ご存知かと思いますが、昆虫には「卵」→「幼虫」→「さなぎ」→「成虫」と変化する完全変態と
「さなぎ」の過程が無い不完全変態のものがあります。
完全変態には蝶や蛾、蜂やハエ類、甲虫類などがあります。さなぎの背が割れて
似ても似つかない優雅な蝶に変身するのにはビックリしますね。

似ていて非なりで、背が割れて成虫が出てくるのにトンボや蝉がありますが
彼らは不完全変体で、さなぎの過程はありません。水中や土中から羽化の為に登ってくるのはあくまで幼虫で、
恰好の場所まで登り終えると体を固定して羽化に臨みます。

小さなクワガタをクワガタの子供だと思っている方も多いです。「赤ちゃんクワガタだから、美味しい餌をあげて大切に育てたら大きくなるよ~」σ(^∇^σ)アハハ!
クワガタは完全変態ですから、さなぎから成虫になりますので、小さくても立派な大人
何ヶ月飼育していても、その大きさは変わりませんよね。

反面、このバッタのような不完全変態の昆虫は卵から孵化した時から親と似て、これはバッタの子供といえましょう。
何度かの脱皮を繰り返して徐々に大きくなって、成虫に向かって行くのですが、この固体は2Cmくらいの大きさ。何齢めの固体なのか定かではありませんが、
昆虫にとって、脱皮は生死を賭けた成長のプロセスです。
脱皮のトラブルにより死んでしまう個体数もかなりの数のようです。


花菖蒲

2008年07月14日 16時48分41秒 | Weblog

曇天ですが、まあまあの温かです。季節はもう真夏なのに暑い日が数える程度
これが夏だっって、暑い気温を待ち望んでいます。(猛暑の地方の方ゴメンなさい)
北国の帯広も夏らしい気候は8月中旬までです。お盆が過ぎると
空にはうろこ雲、吹く風は秋風ってのが定番なんです。

この数日も、ぐずついた天気が多くて、時にはどしゃ降りと雷の協奏曲付でした。(^∇^σ)アハハ!

雨後の花菖蒲を撮って見ました。

ユキノシタ

2008年07月06日 03時50分00秒 | Weblog
 暑かったです。今日も真夏日30度を越えました。明日も暑くなりそうです。

茨城の皆様、今日は突然の地震に驚かれたことでしょう....お見舞い申し上げます。
日立市で震度5弱だったとか....最近頻発する地震に何処かで大地震が起きる予兆なのではないかと危惧しております。

さて今日のお花は「ユキノシタ」です。ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草ですが
北海道には自生していないようです。
しかし、こういうご時世ですから、販売もされていますし、好事家は様々な方法で自分の庭の宝物にしちゃうようです。

ユキノシタ科にダイモンジソウと言うのがありますが、このユキノシタだって(大)の文字の形状をしていますよね。
アップで20枚くらい写しました。このピンクの模様がめちゃ可愛らしくてお気に入りの花の一つです。

名前はユキノシタ???咲くのは6月下旬です...(雪の下)な~~んでか??