毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

励まし合って

2014年07月18日 10時21分49秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


自分を見つめ あれこれ修正しながら 「かえる」 道を行くのが 三度のご飯より好きな貴秋ですが、そのたびに感嘆しきりなんですよね、“ 大いなる ひとつ ” の完璧な采配ぶりに♪

一生どころか おそらく何生もかけての壮大な 「行って かえる」 だと思うんですが、考えたら 「行き」 の手配のほうが難しいんじゃないかな?

だって、そもそも 本来の完璧なあり方からわざと離れるっていうのが 不自然でしょ?

あれこれ仕掛けをほどこして 道を外れるよう仕向けるにしても、あんまりさっさと解けても意味ないし、かといって 万全すぎて いつまで経っても解けないのも困る。

映画 「インセプション」 だって、効果的な植え付けを図るコブたち 大苦戦してたもんね☆





他の動物と違って、生まれてすぐの人間の赤ちゃんが いきなり立って歩き出したりできないのは、脳の配線がまだ未完成だから。

それを生後数年がかりで作り上げながら、まわりの大人たちによって それとなく 「行き」 のタネをインセプション(植え付け)させ、氣づかぬまま 成長と共に強化されていくようにセットしておく。

すごいことに、ネガ思考が強化されるほど それに見合ったトラブルに見舞われ 苦しくなって、もうこれ以上はー! となったところで 自分を省みて 「かえる」 道に移れるような仕組みになっている。

そんな往復のタイムスケジュールが 前もってしっかり組まれていて、しかるべきときに しかるべき人と出逢い、しかるべき出来事が起きるように、完璧に手配されている。

そして、ひとりひとりの仕込みだけでも十分すごいのに、さらにそれぞれが出逢うたびに、互いのニーズやタイミングがピタリとかみ合って 発動・進行するように出来ているんだから、もう凄すぎ。

とりわけ 「行き」 の道では、進むほど苦しくなる歩みに挫折してまわないよう あれこれ工夫がほどこされているように見えるんだけれど、中でも 解決の手立てが見えないときには 辛い記憶を奥にしまい込んで保留にし、向き合うだけの力をつけたときに 再び思い出して、取り組む氣を起こさせるようになっているっていうのが、もう、ね。





どんな引っかかりも問題点も いつかは必ず向き合わねばならないのだけれど、そこで誰もがひるむのは、それが醜くおぞましい闇に見えるから。

だからついつい、それを 「エゴ」 なんて呼んで、悪者扱いして、切り捨てたくなっちゃうんだよね。

でも、どれほど抵抗しても払いのけられるものではないとわかる日が、いずれやってくる。

で、勇氣を振り絞って まっすぐ見つめて、初めて氣づく。

あれあれ、おぞましい闇なんて どこにもないじゃない、って。





それまでわからなかったのは、抑圧されたことで もともとの形に無理がかかって歪んでしまったから。

さらに、それを置きざりにして成長したことで、ますます今の自分からかけ離れて そぐわないものになってしまったから。

どんなことでも、想像の中で恐れているときが いちばん恐いんだよね。

心の奥深くに押し込められている歪みを なんとなく感じ取って 厄介者扱いで目を背けているとき、それはおぞましい闇に見えた。

正面切って見つめて やっと思い出すんだよね、もともとは それなりの理由があって生まれた、それなりに筋の通ったものであったことを。

幼い自分には 手のつけようがないほど強大で恐ろしく見えたもの。

でも、大人になった今の自分が見れば、十分対処できるもの。

そこで初めて氣づくんだね、最初から悪者なんていなかったんだ、って。





さまざまな体験を重ねて ここまで氣づいてなお、やはり未解決の負に取り巻かれると、恐怖で足がすくみます。

でも、そこで これまでに得た知恵を総動員して、勇氣をふるって、えいやっと飛び込むのです。

そして、しばらく経ってから 安堵の溜息とともに思うんですね。

ああ、やっぱり大丈夫だったなぁ、守られているなぁ、って。





ちっちゃな個の身から見れば 波乱万丈の航海も、“ 大いなる ひとつ ” にとっては たわむれ・リーラに過ぎないわけで。

荒海を突き進む 雄々しいヒーロー・ヒロインのような氣でいても、実は 運命の掌の上で遊ばせてもらっているに過ぎないのかもしれないと ちょっと引きの視点から思い返すと、悲壮感も氣が抜けてゆくようです (〃∇〃)

な~んていくら言ったところで、辛いときはやっぱり辛いものだけれど、ここをくぐり抜けたら なぁんだって笑えるときがきっとくる、そうわかっているだけでも ずいぶん違うように思うのです。





誰かが渦の真っ只中にいるとき、誰かが少し離れたところから 引きの視点を思い出させて 励ます、そんなふうに助け合って進んでいけるんじゃないかな?

誰もがみな もともとひとつであったことを思い出す、そのときまで、ね

























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