毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

続 ・ あらゆる問題の根底に潜む お金 ・ 時間 ・ 法律にまつわる催眠を解く ~ その12

2020年12月21日 09時38分42秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見
「その7」 で東京工業大学名誉教授の森政弘先生の造られたロボット 「みつめむれつくり」 についてお話ししましたが、この「自立分散制御システム」 は 私たち人間の世界にも活かせると思うのです。

というか、もともと私たちは 「自立分散制御システム」 の下で生きていたはず。。。恐れから生じた 「身の安全を図ろうとする欲求」 に押されて 力のあるものが力のないものを支配する構図が生まれ、自然界の循環システムが滞り始めるまでは。

これが本来の私たちから遠ざかる 「行き」 の道なら、いまは本来の「自立分散制御システム」 に立ち戻る 「かえり」 の道。

そのために必要なのが、顕在意識 = 自分 というセルフイメージから一歩踏み出すことです。




個の私たちひとりひとりには、唯一無二の個性が備わっています。

顕在意識オンリーでの強引な統一は、この個性を押し殺すことを強います。

いまの社会は基本ピラミッド構造で成り立っていて、トップがやろうと決めたことを 手足となる実行部隊が支えて実現させる仕組みになっていることが多いですが、この場合手足の人々は 自身の好みや得意技とは関係なく 上から求められたことをこなさねばなりません。

が、潜在意識を仲立ちに 集合無意識から情報を受け取れるようになると、決まったリーダーなしに ひとりひとりが自身の個性を最大限に発揮して独自に活動し、それが必要に応じておのずと調和するようなことが可能になります。

大きな道路でたくさんの車に混じって運転しているとき、それぞれの車の性能や状態も 目指す目的地も ドライバーの氣分や体調もまちまちですが、ルールに従い流れに沿って安全運転に務めるという一点で結束することで、みなが無事めいめいの目的を果たすことができる。

同じように、職人 ・ 学者 ・ 家庭人 ・ アーティスト ・ 政治家 ・ 冒険家 ・ ビジネスマン ・ 学生。。。。と立場も生き方も目標もてんでんばらばらな私たちが、宇宙の叡智に従い いのちの流れに沿って生きるという一点で心をひとつにできるなら、これ以上の犠牲を出すことなく 円滑な豊かさの巡りを滞らせる現行のお金のシステムから脱し、誰もが望む生き方を曲げることなく また他の生物を脅かすこともなく、めいめい曇りのない心で充実した人生を送ることができるのです。

これこそが 「自立分散制御システム」 によって実現される新しい生き方と、そこから生まれるアフターコロナの新しい世界の、もっとも好ましいありかたなのではないかと 貴秋は思っています。

そのためには、まずは私たちが 本来の自分ではないものに氣づいて手放し、知覚できない領域も含めた本来の自分に戻って自信をつけ自立することです。




「ヒューマニエンス ・ 49億年のたくらみ ~ 自由な意志 それは幻想なのか?」 が教えてくれたように、私たちの顕在意識は 外からの操作が可能で、私たちが自分の意志で選び取ったと思っていることも 果たしてほんとうにそうなのか怪しくなってきます。

そして実のところ、私たちはそのウソやごまかしの部分に 薄々でも氣づいているんですね。

行きの世では見て見ぬふりで通せたことも いまのかえりの世では隠しおおせなくなってきた、それに輪をかけているのが 今回のコロナ騒ぎに端を発した不安定な世のありさまです。

庶民の手には入らない薬を使える人や 悠々自適のステイホーム生活を送れる人もいれば、何の落ち度もないのに 職を失ったり学校に行けなくなったりと我慢を強いられるばかりか 食べる物にも事欠く人もいる、ああしろこうしろと指示を出しながら自分は守らない人もいれば、マスク着用だの業務自粛だのを守りたくなくても守らざるを得ない人もいる。。。。すべての人の命の価値も自由の度合いも本来等しく同じはずなのに、いまの私たちの世界はそうじゃない。

そうわかっていても 自分の力ではなにも変えることができない、いくら考えても苦しくなるだけ、だから考えたくない・・・・もしそのように思っておられるなら、ご自身はほんとうにそんなに無力な存在なのかどうか いま一度内に問うてみることをお勧めします。

顕在意識に問えば 答えはYESでしょうが、言葉を止めて頭を休め 潜在意識にアクセスできたとき どんな答が飛び込んでくるかは 予測がつくものではありません。

知覚できない領域からやってくる答は、いまの意識の延長線上にはないのですから。