毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

誰にでも備わっている “超能力”

2018年11月06日 10時39分06秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


貴秋がyou tubeのカードリーディング (カード占い) 動画を初めて見かけたのは、たしか年が明けてひと月経つか経たないかぐらいのころ。

なにかと悩むことの多かったときで、たまたまお勧め動画に混じっていたものをひょいと覗いたのが最初だったと思います。

そこから堰を切ったようにいろいろな方のリーディングを見て回るようになったのですが、やがて面白いことに氣がつきました。

タロットカード、オラクルカードなどさまざまな色柄のカードを使用してのリーディングは 伏せたカードを数枚並べての選択方式で行なわれることが多いのですが、その中の一枚が他より際立って見えることがあり、それを選ぶとリーディング内容がほぼ的中するのです。

カードの背はトランプのようにみな同じ絵柄なのにも関らず、中の一枚だけがくっきり浮き上がるようだったり色鮮やかだったりことさら光って見えたりするのですが、照明のせいばかりでなく その時々で明るいところにあるカードに魅かれることもあれば 暗いほうが影の落ち方でかえって目を引くこともあり、選択基準は一定しません。

ときには描かれている人物が他より笑って見えたり、カードが置かれるか置かれないかのうちに 「それだ!」 とわかったりなんていうことも。

そんなときは必ずといっていいほど そのメッセージがドンピシャ当てはまります。

また どれもが全部これだと思えたり、逆にどれもピンとこなかったりということもありますが、それもやはりその感じどおり すべてのカードの内容が当てはまったり逆にどれも当てはまらなかったり。

こんなことを何十回と繰り返すうちに だんだんわかってきたのです、人は五感以外のところでも 多くの情報をしっかり受け取っているのだと。

見えないから 聞こえないから さわれないから 「ない」 ということにはならない、五感を超えたところからの情報は絶えず私たちに語りかけていて、あとはそれに氣づくか氣づかないかだけなのだと。




その後、以前にも書きましたが 街中の大通りで 見渡す限りの建物や道路、車、人などがすべて この見えない無の領域 すなわち “在る” から生えて出たと感じられたり、「閑さや 岩にしみ入る蝉の声」 の句で 蝉の声を取り巻く静けさそのものの無の空間が存在することに氣づいたりと、五感ではないどこかで “在る” を感じることが重なり、個である自分も含め 形あるすべてのものが この “在る” から生じているんだという感覚が次第になじみ深いものになっていきました。

いま思うと、リーディング動画との出会いは どうやらこの五感では捉えられない “在る” の領域を感じる力を磨き鍛えるために用意されていたようです (^^)




アナログ時計の針は、中心に動かない一点があって初めて つねに一定の円を描いて正しく時を刻み続けることができます。

私たちの暮らしも 昼夜の巡り、四季の巡り、月の満ち欠けや潮の満ち干きの巡りなどさまざまな巡りと深く関っていますが、それらが規則正しく巡り続けられるのも やはり不動の中心あってこそ。

貴秋は その動かない中心が “在る” なのだと思っています。

私たちの日常は 「変わらないのは 『あらゆるものが変化する』 という事実だけ」 というほど変化に満ち満ちていますが、それでも自分というものを見失わずにいられるのは 意識しようとしまいとどこかでこの “在る” を感じているから。

そして、「空」 とか 「間」 という語が日ごろ当たり前に使われている日本という国は、ことさらその “在る” に氣づきやすいところなのかもしれないと思ってみたりもするのです。




「耳を動かせないのは 筋の使い方を忘れているだけで、動かす筋肉はちゃんとあるのだ」 とは中谷彰宏さんのエッセイで読んだ話 (中谷さんは耳を動かすことができるのだそう) ですが、五感を超えた領域も同じようなものだと思います。

カードリーディングで見えないはずのカードからなんとなく伝わってくるものを感じたとき、新しい能力が開花したという氣持ちはなく ずっとここにあったものにいま氣づいたという感じでした。

感覚フォーカスに勤しむようになって以来 五感の範疇を超えたささやかな体験をいく度かしていますが、そのたびに思うのは これはずっと前からあったのに氣づいていなかったんだなぁということ。

自分には理解できない不思議な力を 「超能力」 などと呼びますが、それは単に忘れているだけで 実は誰にでも当たり前に備わっている力なのではないでしょうか。
















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