私たちは ただ知るだけでなく 「体験」 というものがしたくて 肉体という有限の形を借りこの世に出現した意識である。。。。と貴秋は思っています。
このからだがあり 「体験」 が可能になったから、喜怒哀楽さまざまな感情を味わうことができる。
だから 五感を超えた視点からみれば 怒も悲も哀もすべて望んで引き寄せているのであり、あらゆる感情が恵みなわけですが、この感情を羅針盤に据えると 確実に難破の危機にさらされます。
故意なのかキャラゆえなのかはわかりませんが ワールドワイドで多くの人々の感情を煽りまくっているのが、現アメリカ合衆国大統領ドナルド ・ トランプ氏。
よくも悪くもとてもわかりやすいパフォーマンスで、テレビでもツイッターでもこの方がひと言言えば 世界中で賛否両論反応の渦が巻き起こります。
ついさっきもカリフォルニアの山火事のニュースで、暴言ともとれるコメントに 地元消防士や俳優 ・ 歌手などから反発の声が上がっていました。
ここで思わず共感し トランプ氏にイラッムカッとくる氣持ちもわかりますが、感情的に反応した時点で 私たちはそれと氣づかぬうちに 自身の意思や人生の舵とりを放棄してしまっているのです。
そのままでは いずれ難破の憂き目をみるでしょう。
この二極世界では 自分の信念や価値観に対立する要素があるのは当然のこと、トランプさんであれ他のなんであれ 振り回されたくなければ 反応する代わりに見つめることです。
見つめるとは、渦の外に身を置くこと。
渦を抜け出て初めて 最良の航路が見えてきます。
からだの目は相手の目を穏やかに見つめ 心の目は湧き起こる自身の感覚や感情を冷静に見つめながら、相手の言葉に静かに耳を傾ける。
発言そのものではなくその奥の真実に焦点を合わせて じっくり聴く。
記者会見でもデモでも その場の全員が毎回これをやったら、どんな手厳しい質問よりも過激なシュプレヒコールよりも効くんじゃないかしら。
ミヒャエル ・ エンデ作 「モモ」 で モモに心の底まで見つめられた灰色の男が思わず本音を漏らしてしまったように、かのドナルドおじさんからも思いがけない真実の声が聞けるかもしれないなぁ。。。。なんて想像して楽しんでいる貴秋です (^^)