映画 「美しき緑の星」 の世界に浸ったあと、わが現実世界に目を転じると、その落差の激しさにめまいがしそうになります
ニュースのタイトルをさっと眺めるだけで 相変わらず殺伐とした空氣を感じるし、ブログのコメントや ツイッターで とげとげしい表現に遭遇して 心が冷たくなることもしばしば。
5月に台風だとか あちこちの火山活動が活発化だとか 氣候もおかしなことになっているし、子どもも含め 心身を病む人も 増える一方のよう。
ここからどうやって 「美しき緑の星」 までもっていくんだー! と ついつい壁にぶち当たるような氣分に陥ってしまいますが。
でも、こういうときこそ 身をもって学んだことを思い出すとき。
悪いほうへ傾けば傾くほど、反転する力も 反転したときの効果も大きい、だったよね☆
ガチガチに上書きされた 負の観念は、ちょっとやそっとのことでは ビクとも揺らがず、むしろどんどん強化されていきます。
そして、行くところまで行って、もうこれ以上こんなの耐えられないー!! となったとき、その思いを原動力に、反転のチャンスが訪れます。
二元対立の世界は、もともとこうやってバランスをとるようにできているんですね♪
そういう仕組みになっているんだから、あまりにも巨大化した否定形だからといって あきらめることはないのだ、自分
今なお大好きなマンガ 「One Piece」 ですが、中でも この記事に書いた アラバスタ国王の名言は、相も変わらず私の中で 作中一のインパクト。
過去をなかったことにしようと目を背けても 意味はない。
とにもかくにも そういうものを生み出した自分であることを認め 受け入れ、そこからスタートを切って初めて 変化を起こすことができる。
それが、自分の選択や行動に責任を持つということ。
責任って、間違ったことをしたら その報いを受けるっていうふうに 「罰」 的な意味合いで 長いこと捉えていたけれど、そうじゃなかったんですね。
自分に責任を持つとは、「悪いのは他者で、自分はなす術なく翻弄されるしかない無力な被害者」 という見方を放棄し、また、虚像である 「自分の外の悪」 に反発して それをますます大きくしてしまうのをやめることで、自分の手に力を取り戻すこと。
世の中全体をどうにかしようと思ったら、それはあまりにも大き過ぎて、問題山積みで、どこからどう手をつければいいのかと 絶望的な氣持ちにもなるけれど、まわりの世界は 自身の思いを映し出す鏡で、変えればいいのは自分だけ、と思いを改めれば、必ず道は開けます(^^)
毒にまみれた自然環境、欲にまみれた人の心、そんなものしか目に入らないときでも、そこを土台に 今 ここから始める、と腹をくくれば、自分が変わり、世界が変わり始める。
今のこの私たちの世界こそ、他ならぬ 「美しき緑の星」 の種なんですね