空美風~私らしい言葉で~

二胡と歌の親子ユニット空美風のボーカル担当ひとみが綴るブログです。

泣く声

2011-06-14 16:05:22 | ポエム

星がようやく消える頃

”ホロホロホロ”

と 鳥が鳴く


風が戯れ 葉がじゃれて

”ザワザワザワ”

と 森が鳴く


船の行き交う水面には

白波立って

海が鳴く


私は独り膝抱え

心の声で泣いてます

けれど

その声に色はなく

誰の耳にも届かない

風がさらっていったのか

時がさらっていったのか

どこかで泣いてるその声が

きっと私の声でしょう

懐かしい懐かしい

私の泣き声


母に抱かれて あやされて

赤子の私が泣いてます

母を見つめて泣いてます

声を出して泣いてます

とても元気に

とても幸せそうに






心はとても淋しがり屋

私の心も

あなたの心も


風香・・





 




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4 コメント

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こんばんは☆ (メイ)
2011-06-14 19:17:13
泣きたいときは、思いっきり泣いたらいい・・
誰に遠慮をすることもなく・・
素敵な詩ですね。そう感じ取りました
それなら誰もいない海がいいです。
お母さんの腕に抱かれて大声だして、泣いてる子をみると、元気でいいな、思い切り甘えれていいな・・って、思うこと、時々あります。

鳥も森も海も人も、思いっきり泣いて、みんな元気で幸せになる・・
風香さん、いつも素敵な詩をありがとう~
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メイさんへ・・☆ (風香・・)
2011-06-14 20:14:40
メイさん、そうなんです

泣きたいときは、思いっきり泣いたらいいよって呟いてます
時には、海を眺めて・・

赤ちゃんの泣き声は、本当に力強く心に響きます
生きていく為に、必死で泣いているんですものね
お母さんとのコミュニケーションとして

ありがとうメイさん
とても嬉しかったです
返信する
子守唄のような・・・ (夕美)
2011-06-15 00:32:26
こんばんは、風香さん
子守唄のような、優しい詩を読ませて頂き
ました

赤ちゃんの泣き声は、自分の要求をお母さんに伝えるためなのでしょうが、
他にもたくさん想いを訴えているように思えます。
多くの人にお世話になりながら、愛を頂いたり、また愛をお返ししたり・・幸せなことも
たくさんありますが、転んで立ち上がるのも自分の力でしか立ち上がることは出来なくて・・
孤独といえば孤独で、寂しさもありますよね・・。
でも・・母と子のつながりは永遠ですね

そこにあるものは、真実の愛だと思います
素敵な詩を読ませて頂いて、ありがとう
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夕美さんへ・・☆ (風香・・)
2011-06-15 11:10:41
夕美さん、こんにちは

声を持っているのに、声を出さずして泣ける人の心。
美しくもあり、儚くもあります。

赤ちゃんの泣き声は、いろんな力が備わっているのですね・・
伝える為だけのものではなく、与えることもできる素晴らしい力を

母と子の間には、例えようのない無償の愛が存在します
それこそが、真実の愛ですよね

夕美さん
いつも、ありがとうございます
           
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