この世のものならぬ車ですね。
こんな車に横付けされたら、カメラが先か襲撃が先か。
レクサスのコンセプト「Lexus Nuaero」です。Jon R&dbrinkのデザインは信じられないほどクールで高速、ヒューチャリスティック…。それはいいんですけど、なんだかさっきから後ろが気になって気になって…今にもフォークリフトに乗ったシガニー・ウィーバーが壁破って出てきて一戦交えそうな威圧感に満ちています。
デザインは双胴船(カタマラン)にインスパイアされたもの。「重量は軽く、プレゼンスは大きい」車作りこそが、未来の高級車の方向性だとR&dbrinkは話してます。
もちろん外観だけでなく、ハイテク装備もぬかりはありません。運転は全電子制御化(drive-by-wire)のステアリング専用パッドと、完全カスタマイズ可能なマルチポイントタッチスクリーンを使って行います。「足よりは手の方が正確に運転できる」という考えのもと、R&dbrinkはペダルを取っ払ってしまって、全ての制御機能をハンドルに集めました。
「[4輪ホイールの1つ1つに付いた]電子モーターで駆動する車なので、トランスミッションはありません。ブレーキは、ハンドルを押して体から遠ざけるという直感的な操作で行います」とR&dbrink。
別アングルの写真も以下にてどうぞ。
【 「Lexus Nuaero」の写真ギャラリー 】
全長14.5ft(4.4m)。軽量素材を採用し、燃費と効率性に配慮しました。どれぐらい軽量かと言うと、あのちっちゃな2人乗り乗用車「スマート フォーツー」ぐらいの軽さと言うから、驚きです。
「軽量なのにプレゼンスは大きい、このデザインのパラドックスが未来の高級車の定義だと思います」とR&dbrink。大量生産化の暁には、ヒューチャリスティックなエアバッグもお願いしたいところですね。