MIT MBA留学日記 ~ その後

2009年6月の卒業後、西海岸で社会人生活を再開。新しいタイトルを思いつくまでこのままのタイトルで続行する日記。

MBA受験 (3) - GMAT

2007年07月10日 | MBA受験や準備
こうすれば受かるMBA2007」への投稿ドラフトです。


MBA受験を本格的に思い立ったのが9月末でしたので、とにかく時間がないのが自分の受験上の課題でした。そこでGMATがどんな試験か?を参考書などで把握するよりも、まずは受けてみることにしました。変な点を取るとそれが学校にレポートされてしまうリスクはありますが、一応どの学校も「最高点のみを考慮する」と公表してますし、とにかく時間セーブ!というのが至上命題でした。

そこで試験勉強より前にいきなりGMACのウェブサイトから試験予約をしました。2週間の試験勉強のあと、多少の自信を持って受験しましたが、結果は惨敗。少なくとも650は行くだろう・・・とタカをくくっていたのですが、570しか出ませんでした。画面で点数を見たときはボーゼンとしましたが、その場でフンドシを締めなおし、帰宅と同時に一ヵ月後の試験をオンライン予約。猛勉強に入りました。平日は会社から帰宅して夜中3時まで勉強し、休日は朝から晩までスターバックスに缶詰になりました(米国のスターバックスはこういう超長時間滞在型で勉強する人が結構います。留学後もいい勉強スポットになると思います。)。

自分の試験対策は以下の通りです。

① 教材
アルク出版の「MBA留学 GMAT完全攻略」、オフィシャルガイド、そしてGMAT-PREP(GMACのサイトからフリーでダウンロードできます)。それと単語対策として「TOEFLテスト英単語3800(旺文社)」を活用しました。他にもたくさん教材がありますが、原則これらで十分だと思います。

MBA留学 GMAT完全攻略

アルク

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The Official Guide for Gmat Review

Blackwell Pub

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The Official Guide for GMAT Quantitative Review

Client Distribution Services

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The Official Guide for GMAT Verbal Review

Client Distribution Services

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TOEFLテスト英単語3800

旺文社

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② 練習方法
1) 最初はGMAT的考え方を身に着けるため、「MBA留学GMAT完全攻略」で勉強しました。日本語でよくまとまっているし、Mathとは?Verbalとは?AWAとは?が分かりやすく把握できます。特に必須の数学用語(英語)やイディオムがリスト化されており、ここは大変重宝します。これらを覚えこむことと、例題を解いて試験形式の概略を知ることがここでの課題です。

2) 次にオフィシャルガイドでの練習に入りました。必ず一問ずつ時間を計り、本番さながらのプレッシャーの中 問題を解くようにしました。問題を解き終わったら解説をじっくり読み、間違いのポイントを把握するのが重要です。特にVerbalに力を入れ、【GMAT的思考】を鍛えました。GMATが他の客観試験と違うのは、多くの場合 選択肢中に二つ正解候補があり、そのうち「より正しい」方を選ぶ必要がある点です。よって正答と誤答の差が非常に微妙で納得できない場合もありますが、認識の差がどこにあるのかをじっくり考え【GMAT的思考】に慣れるのがここでの課題でした。尚、オフィシャルガイドは書籍としては唯一 過去問を扱っているので最上質の問題集ですが、難点は実際のGMATで出る問題よりも難易度が低いことです。MathもVerbalも、本番はもっと問題文が長くトリッキーなものが出る印象がありました。よってオフィシャルガイドは試験を受ける2週間前くらいには切り上げて、より難易度の高いGMAT PREPなどに移行した方がいいと思います。

3) GMAT PREPはGMAT運営団体・GMACのサイトからダウンロードできるフリーソフトウェアです。

問題は過去問から出ますし、難易度も現実のGMAT問題にかなり近いです。本当のGMATと同じComputer based testなので、前の問題の正誤により次の問題の難易度が変わる調整もあり、紙ベースでやるよりも臨場感があります。点数も出ます。画面上模試は二回分しかありませんが、やり直すたびに違う問題が出ます。自分は20回以上繰り返してやりましたが、常に新しい問題が出て来ました。試験前はひたすらこれを解き、本番に備えました。解答の解説がないのが唯一難点ですが、TestMagicという米国の掲示板で他受験生が書いた解説が個別に見つかることがあります。問題文の一部分をキーワードに検索してみてください。

4) AWAは自分で文章テンプレート(序文、論点1、論点2、論点3、結論)を作って記憶しておき、テスト開始と共にエッセイの枠組みを速攻で書き込む戦術を取りました。またAWAのテーマは公開されていますので、それを事前に斜めに読んでおき、質問の意味や質問中の単語が分からないものは事前に潰しておきました。


初受験から一ヵ月後、上記特訓を経て第二回を受けたところ、690 (M 48, V 36, AWA 5.5) が出ました。700以上を目指していたのでもう一回チャレンジすることに未練が残りましたが、時間的にエッセイ対策待ったなしの状況でしたから、ここで打ち止めとしました。

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