「ねずみのモーリー」(モーリス・プレジャー作、さくまゆみこ訳、メディアファクトリー、1998年、1,600円)
カヤネズミが主人公のイギリスの絵本です。原題は"Morris Mouse"。
『全国カヤマップ2002特別版』に絵本の紹介文を書きましたので、そちらから引用します。
麦畑に住むカヤネズミのモーリーは、ある日、新しいすみかを作ろうと思いたちます。
でも、いいなと思った場所には、必ず誰かが住んでいて・・・。
モーリーは無事に理想のすみかを見つけられるのでしょうか。
絵は写実的ですが色彩に明るさと温かさがあり、登場する動物たちは、みんな生き生きして魅力的。
最初のページを開けばすぐにモーリーの世界に引き込まれてしまいます。
「飛び出す絵本」になっているので、大人が子供に読んで聞かせるだけでなく、
仕掛けを楽しみながら、モーリーの世界に参加することもできます。
(畠 佐代子)
英語版モーリーのいちページ。
切り株のしかけを開くと・・・
ネズミが主人公の物語というと、のばらの国やピーターラビット、14匹シリーズ、ぐりとぐら、ガンバの冒険などたくさんありますが、「ねずみのモーリー」、「かやねずみのちゅるり」、「ひめねずみのみーま」は物語として楽しいだけでなく、ネズミの生態を正しく伝えている素晴らしい絵本です。
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