久しぶりの「はやぶさ」です。先日公開された映画を見に行って参りました。
実機は失われて久しいのですが,やっぱり。
実は先日,教室の先生から「はやぶさって何が凄いの?」って訊かれて,凄く困ったことがあって・・・。確かにはやぶさには「人類初の快挙」が色々あるのですが,じゃあそれがはやぶさの凄さなのかって言うと,どう考えても違う気がして・・・。
だから見に行った,と言うわけではないんですけれどもね。
で,感想は「ありません」。
だって,私にとってのはやぶさは映画じゃないから。
映画には関係者以外の「一般はやぶさファン」も描かれていて,そう言う人たちの中の一人が私だもの・・・。
はやぶさが打ち上げられた頃に,今の仕事を始めて,はやぶさみたいに自分を見失ったり,続けられなくなりそうになったりしたのが自分ですもん。はやぶさみたいに,周りの人たちに助けられながら,何とかここまで来たのが自分ですもん。他人事じゃない・・・。
二時間超の中で,何度も泣いてしまいました。恥ずかしながら・・・。
おそらくこの映画を見たら,私は何度でも泣いてしまう気がします。
私があと50年生きることは難しいでしょう。100年は絶対無理。
でも,私の名前が刻まれたターゲットマーカーは,1,000年程度は余裕であり続けます。はやぶさが足跡を残したイトカワの上に・・・。
改めてはやぶさ,お使いご苦労様。そしてありがとう・・・。
願わくははやぶさ2,はやぶさmk-IIへと日本の小惑星探査が進展していきますように。あ,そうそう。あかつきの軌道投入が成功したらもう,言うことありません。がんばれ,あかつき。IKAROSも・・・。