今日はボンネットバスマロン号のBDF燃料での走行を試す日。
沖縄からの助っ人により、隣町の人吉市にある旅館にあった使用済み食用油(廃油)をろ過し、軽油に代わる燃料として使う計画です。
沖縄からの助っ人は自分の車もBDF(どちらかといえばWVOといわれていた)で走っているとのことでした。
実験は、まず停止した状態で、軽油と、ろ過した廃油の割合が5:5、3:7、0:10の3タイプでエンジンが動くかどうかで行われた。
エンジンはすこぶる好調。役場からの見物人が多く、関心の高さがうかがえました。だってボンネットバスが環境にやさしいBDF燃料で走るなんて、興味をそそる話題ですよね。
これならいけるのではと、近くの丘の上にある小学校まで試走することになりました。
試走はろ過した廃油100%で走ることに。
白い煙を吐きながら走ったマロン号ですが、軽油の場合とは全然煙の量と色が違うそうです。
走行後はあたりに天ぷら油の匂いが立ち込め、生活環境にもかなりやさしいようです(笑)
夕方家に帰った時に家族にそのことを話しましたが、家族の反応も「すごいねぇ!」といった反応が返ってきました。
久しぶりにワクワクした時間を過ごすことが出来ました。
夜は本日の関係者との懇親会。
ザックバランな話が交わされました。
その中で、本日の気付きという話題で役場職員の口から出たのですが、「『山江村を紹介するときに、あなたはいったいどう答えるのか言ってみて』といわれて、答えることが難しかった。その答えの一つとして、『お客さんがどのくらい滞在するかによって、答えは違ってくるのでは』という意見は参考になった」といわれました。
確かにそのとおり。
今日の懇親会で、東京で教わったことで思い出したことがありました。
それは東北の方の言葉で、「気付いた本人がやるしかない」という言葉でした。
たしかにその通りだと私も思います。どんなにいいことを思いついて、そのことを誰かに伝えようと思っても、結局100%は他人には伝わらないということ。
思いついた人にとっては、それまでの環境と学習の結果の気付きな訳で、いくらそれを他の人に伝えようと思っても、その環境と学習をしていない人へは100%伝えることは無理なのです。
都会では同じような環境、学習をした人々は沢山いるかもしれません。しかし、田舎には人材がいないのです。つまり、気付いた本人がやるのがBESTだということだったように思います。
明日は水俣に「棚田のあかり」ボランティアに行ってきます。
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