川崎フューチャー・ネットワーク(特定非営利活動法人)

みんなの力で、川崎を “環境都市” に!

川崎あるものさがし:その4 CCかわさき

2009-01-12 | 環境コラム
季節の移行が、なんとなくおかしいなあ、と感じることが増えてきました。
今年の夏の「ゲリラ豪雨」しかり、桜の開花が早まったり、
そして、富士山の万年雪の後退が起こったり、北極海氷が激減したり、
みな、温暖化のせいではないかと言われています。

川崎市における温暖化対策の取り組みとして、地球温暖化対策推進協議会があり、
今、進められているのが「CCかわさき」です。

「CCかわさき(正式名称:カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略)」とは、
市民や事業者など川崎市の多様な主体が一丸となって取り組む温暖化戦略です。
CC かわさきは2008年2月5日、阿部市長が記者会見で発表しました。
この戦略の基本的な考え方は、環境と経済の調和と好循環を推進し、
持続可能な社会を地球規模で実現するため、全市をあげて取り組むことです。
(ウェブサイトより)

温暖化を進める温室効果ガスの中でも、CO2の削減に関しては、
京都議定書での取り決め(1990年比で6%の排出量削減)もあり、
それぞれのセクターに、より積極的な削減努力が求められています。

そのためには「どこかの誰かがやってくれる」ではダメで、
国も自治体も、企業も市民も行政も、協力し合っていかねばなりません。
CCかわさきでは、そのための登録団体も募集しているようです。
http://www.cckawasaki.jp/sanka

今、ちょうどポーランドのボズナニで、
気候変動枠組み条約第14回締約国会議(COP14)が開催されていますが、
世界的な金融危機の中にあり、先進国も途上国も迷いの中にいるようです。

そんな中、日本では6%の削減のための排出権購入に、
7000億円の見積もりを出しました。
http://mainichi.jp/life/ecology/select/news/20081204ddm001010029000c.html

一方、ドイツでは07年のCO2削減が90年比で22.4%減となり、
京都議定書で掲げられた21%減という目標値に達した、と発表しています。
http://www.asahi.com/international/update/1130/TKY200811300155.html

どちらも目標到達には違いないかもしれませんが、
胸を張って、世界の人々に伝えていけるのは、どちらなのでしょうか。

川崎には、環境について考え・活動する団体がたくさんあり、
それぞれのテーマごとに、熱心で盛んな活動が行われています。
ごみ、緑、エネルギー、公害、交通、まちづくり、地球温暖化…などなど、
どのテーマも大事で、欠けてはならない要素です。
本当に低炭素社会を目指して「変わって」いくためには、
個々にバラバラになっていては難しく、連携が求められてくるでしょう。

「川崎」という町が、暮らしやすく、
胸を張って、ここに長く住んでいたい、と願われる場所になるよう、
それらを総合的につないで、連携していくことができれば、と、
川崎フューチャー・ネットワークは考えています。

そろそろ古い仕組みは脱ぎ捨てて、
もっと革新的な、21世紀型の新しい都市を目指していきたいですね。

                          2008.12.4.「KF-net通信 Vol.6」掲載
                                          三枝信子

★川崎フューチャー・ネットワーク(KF-net)は、CCかわさきに参加しています。
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