KF-net 設立趣意

特定非営利活動法人 川崎フューチャー・ネットワーク　設立趣意書

　　――　川崎を“環境都市”に！　――

川崎は、かつて京浜工業地帯としての顔を持ち、日本の経済発展に大きく寄与してきたが、それと同時に“公害都市”としての負の運命も背負ってきた側面がある。
現在、そういった顔を払拭すべく、市内では活発かつ熱心な環境活動が多数行われているが、それぞれの活動が個別に動いていて連動していないため、残念ながら大きなムーブメントになっておらず、環境問題が解決する方向に動いているという実感が感じられない。それは、何に向かって活動するのかという明確な目標が定まっていないことや、情報不足などから、まだ活動に参加していない層への働きかけが届ききらず、多くの層は無関心であることが大きな原因であると考えている。

川崎を暮らしやすく、住んでいて誇れるまちへと押し進めていくためには、明確な目標を定めて、そこへ活動を集約させてムーブメントを起こす必要を強く感じている。
幸い、川崎には環境に関心のある市民・企業は多く存在するので、川崎の未来を考える市民会議（未来創造プロジェクト）をあらゆる層で展開することにより、市民同士の対話を重ねながら地域づくりを行い、ネットワークを形成していきたいと思う。
そのためにも、環境問題をわかりやすく広めて、協力し合いながら活動する仲間を増やすための質の高い講座・ワークショップの企画運営を行い、横につながることのできる環境運動を広めていく人材の育成を行うほか、講座の修了生には、さらなるレベルアップの機会・活動の場の創出が必要である。

そこで、川崎を“環境都市”として暮らしていて誇り・喜びを感じられるまちにしていくために、ここに「川崎フューチャー・ネットワーク」を設立する。

　　　　　　　　　　　平成１８年 １１月 ２８ 日


川崎フューチャー・ネットワーク　
代表理事　三枝信子


付記：平成19年（2007年）4月 26日 法人成立