《脱・使い捨て》への第一歩!
ビニールの使い捨て傘袋を使いたくなくて、
あれこれと試行錯誤を続けて作ってきた、古い傘をリメイクしての「マイ傘袋」の作り方を、
持ち歩きやすくする工夫とともにお伝えする講座。
多摩区のまちづくり協議会「多摩エコスタイル」プロジェクトとして、
登栄会商店会の「まちゼミ」の中で開催させていただき、
2017年2月で、すでに4度目になりました。
最初は準備などが大変でしたが、ずいぶん慣れてきて、楽しく続けられています(^_^)。
※ご協力くださっているみなさま、本当にありがとうございます!
この講座を始めたい、と思ったきっかけは、
下の画像のように、雨の日の使い捨てビニールの傘袋の多さ、
一度きりしか使われない、大量のごみに疑問を持ったことからでした。
参考:環境コラム「雨の日の風景を変えよう! マイ傘袋のススメ」
3R の基本は、まず「Reduce(ごみを出さないこと)」。
マイ傘袋を使ってビニールの使い捨て傘袋の使用を減らすことは、そのReduceであり、
捨てられてしまう使わなくなった傘布を活用することもReduceの一つであり、
Remake(リメイク)でもあります(^_^)。
次は、違う場所・時間帯などでできると良いな! と思っています。
ご興味のある方、開催してみたいな、と思う方は、
ぜひぜひ、ご相談くださいね。
kawasakifuture☆gmail.com(☆を@に変えてください)
☆これまでに開催した講座の様子
作る前に、川崎市のごみの現状、分別とリサイクルの仕組みなども勉強します。
相談し合ったり、助け合ったり、講座中は和気あいあい(^o^)。
【参加者の声】
・とてもていねいに教えていただき、ありがとうございました。
ゴミについても再認識しました。
・自分でも傘袋作ったことがあるのですが、こんな簡単に、すばやくできて感激です。
1本の傘から3、4つ出来るので、友達にもあげたいと思います。ありがとうございました。
・エコにとても関心があるので楽しかったです。
・エコのお話をうけたまわり、大変有意義でした。すてきなカサ袋をありがとうございました。
【参加者の声】
・初めての参加でしたが、楽しく受講でき、満足しています。
家に不用の傘があるので、また作ってみたいと思います。
・余った傘の布の活用法として、良い作り方だと思います。
他にも何か作品ができるよう考えたいです。(エコバッグ、雨用バッグカバーなど)
・傘でこんなに簡単にマイ傘袋が作れるのには驚きました。
他の環境イベントにも出させていただきたく、よろしくお願い致します。
・少しの時間で楽しくできました。今後も活用したいです。
【参加者の声】
・エコは自分でも関心がありまして、何気にやっているつもりですが、
マイ傘袋も、ぜひ使わせて頂きたいと思います。
・丁寧にご指導いただき、ポイントを押さえながら、きれいに仕上がりました。どんどん作りたくなりました。
・受講させて頂き、ありがとうございました。エコも参考になり、今後も続けたいと考えました。
・改めてエコに対しての知識が確認されて良かったです。
・心配をしながら来ましたが、やさしく教えていただき、作品を仕上げることができました。
楽しい時間を過ごすこともでき、ありがとうございました。
《脱・使い捨て》へのさまざまな動き
フランス
フランスの年間の食品廃棄量は、国民1人あたり平均20~30キログラムになる。
これをこれを金額に換算すると、一年で120億~200億ユーロ(約1兆6000億~2兆6700億円)。
この膨大な量の食品廃棄物を減らすため、フランス政府は2012年に、
廃棄される食品の量を2025年までに半減させるという大胆な目標を打ち立てました。
これを受け、大手スーパーマーケットがまだ食べられる食品を廃棄処分することを禁じる法律が、
2015年5月21日に、フランスの国民議会で全会一致で可決され制定されました。
参考:売れ残り食品の廃棄を禁止する法律、フランスが全会一致で可決
また、2016年7月からは、石油系プラスチック製の買い物袋の使用を禁止、
2020年の1月からは、あらゆる使い捨てのプラスチック製食器について、
生分解性素材を50%以上使わなければならない、という法制化を行いました。
インド
インドが使い捨てプラスチック製品の全面禁止に踏み出しました。
2010年に「国家グリーン裁判法」が公布され、
環境保護や自然保護を円滑に行うために設立された国家グリーン審判所が、
インドの首都デリーで、プラスチック製の容器・フォーク・ナイフ・ビニール袋などの使用を、
全面的に禁止する法律を公布しました。
参考:インドが使い捨てプラスチック容器・食器・ビニール袋の使用を全面禁止
ヨーロッパ
プラスチックの世界の生産量は約2億8000万t/年。
このうち、7.1%に当たる約2000万tが海洋に流出していると考えられています。
これらの海洋ゴミ「マリンリッター(Marine Litter)」、
特に劣化や波浪などで破砕されてできる「マイクロプラスチック」を重要視し、
今、欧州では生分解性プラスチックへの移行が急がれています。
2019年までのバイオチック(生物資源から造るプラスチック)の伸びは2016年比で350%と予測されています。
参考:欧州で開発が加速する生分解性プラスチックと軽量化技術
スウェーデン
ものは脆弱になり、壊れやすくなっているのに対し、
修理には、新品を購入するよりも高くつくという理不尽な状況になりつつあります。
でもスウェーデンでは、修理に対する付加価値税を25%から12%に減らし、
修理を促すことで、使い捨てを減らそうとしています。
使い捨ては減り、修理産業という新しい仕事も創出される可能性があります。
参考:「買い換えなくてもいい世界」をつくろうとするスウェーデンの挑戦
エストニア
エストニアでは、飲料用のペットボトル、びん、缶が、デポジット制になっているとのこと。
しかも、その仕組みは「容器自動回収機」で行うそうです。
機械を置く費用などの仕組みはわかりませんが、
その店舗で使う割引券(レシート)で戻ってくるとのことで、
店舗で買い物をするインセンティブになるわけで、うまい仕組みだなと思います。
参考:エストニアのリサイクル制度
海に流れ出たプラスチックごみの実態
そもそも海に流れ出たプラスチックは、どうなるのか。
その後、どのように食物連鎖を経て、人に戻ってくるか。
また、それを防ぐためにできることは、など、考えていかねばなりません。
参考:飢えで命を落としたクジラ、実はあるものでお腹がいっぱいだった?
3きり
3R運動の中で頻繁に聞かれるようになった、生ごみ減量の標語。
「食べきり、水切り、使い切り」を意味するのだそうです。
☆あなたも自分だけのマイ傘袋を作って《脱・使い捨て》しませんか?
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